2009年1月31日土曜日

type Pユーザーにもお薦めしたい同期ソフト

本田雅一の「週刊モバイル通信」

 

この記事を読んで興味を持ったのが、Windows Live SyncというマイクロソフトのLiveシリーズのソフト&サービス。

今まで、複数あるPCのデータの同期をどうするか?……という問題にいろいろと頭を悩ませてきました。

オフラインフォルダを使ったり、FTP経由、メモリーカードなどなど、いろいろな方法を試してきましたが、今ひとつ満足したものがありませんでした。

例えば、今までメインに使っていたオフラインフォルダでは、以下のような不満を持っています。



 

・OSの起動や終了に時間がかかるようになってしまう(=モバイルPCには不適当)。

・同期できないファイルがある(.mdb等)が、ポリシー変更で同期させることもできる。しかし、ポリシーをいじることで起動時間がかかるようになってしまう。

・同期のタイミングが必然的に少ないので、データの競合が起きやすくなってしまう。

・同じフォルダ内にある同期するファイルと同期しないファイルの管理が面倒。

 

また、NASのフォルダをネットワークドライブとして接続し、デスクトップでそこにあるデータを参照するのですが、この時にはオフラインフォルダを使わず、直接NASの中身を参照させます。

この時、NASの速度の問題か、FEPの辞書ファイルなどを置くと反応が悪くなってしまいます。

 

さらに会社のデスクトップPCともデータをやりとりさせようとすると、今度はオフラインフォルダも使用できなくなります。

私は自宅にFTPサーバーを立てて、それにWebDriveというソフトで接続し、自宅NASの中身を会社のデスクトップPCのネットワークドライブとして接続することで解決していました。

例えば、NASに「お気に入り」を置いておくことで、どこでも同じブックマークが使えるようになり、その点では快適でした。

しかし、FTP経由でブックマークデータを表示させるため、表示時に一瞬タイムラグでて表示されるのがちょっと気になっていました。

 

もちろん、当たり前のことですが、NASが落ちてしまうと、直結しているデスクトップPCや、FTP接続の会社のPCからデータが取れなくなり、「お気に入り」が空っぽになってしまうというリスクも発生します。

モバイルPCのようにオフラインフォルダをデスクトップでも使えばよいのかもしれないと思ったのですが、試してみると同期時の競合が激しくなります。

オフラインフォルダは「共有」というより、まさしく「オフライン時のサポート」のための機能なので。向いていないのは当然なのでしょう。

 

さて。

前置きが長くなりましたが、これらの問題を解決してくれるのが、Live Syncでした。

最初のリンクの説明を読むとその内容はよくわかると思いますが、とにかくまず早い。

そして重くないので、バックグラウンドで動いていても意識することはほとんどありません。

type Pで動作させていますが、大きな負荷を感じたりしたことありません。

そして、インターネット経由でも同期ができてしまうのです。自宅に戻らないと(もしくはVPNで接続しないと)同期できないオフラインフォルダとはことなり、同期の機会が格段に増えるのです。

それはつまり、モバイルPCを万が一壊したとしても、同期によりバックアップされる可能性が高くなるという嬉しいポイントでもあります。

 

欠点は、紹介記事にもあるとおり、同期するPCが少なくとも複数同時に起動していなければならないということ。

つまり、デスクトップとノートを持っている人で、ノートをモバイル中に同期させたい場合は、デスクトップPCの電源を入れたままにして置かなければなりません。

 

幸い、私は自宅でサーバー代わりに動きっぱなしのPCが1台あります。

これにLive Syncを入れて、ネットワークドライブとして接続しているNASのフォルダを同期してやれば完璧なはず……と思っていたのですが、残念ながらLive Syncはネットワークドライブを同期対象に指定できないのです。

仕方なく、サーバーPCのローカルドライブにフォルダを作成し、それとNASを「ばっちり同期2008」で30分ごとに同期させることにしました。

NAS側でバックアップを取るイメージでしょうか。

スマートではありませんが、データの冗長性は高まるので安全性はアップしたかもしれません。

(ネットワークドライブをローカルドライブに見せかけるソフトとかないんですかねぇ……)

 

というわけで現在、自宅サーバーPC(NAS)、自宅デスクトップPC、会社デスクトップPC、type Pという4台で同期させています。

おかげでどこのPCを使用しても、自分のファイルがそのPCのローカルドライブにほぼはいっているため、場所を意識せずに扱うことができるようになりました。

FEPの辞書にしても、お気に入りにしても、タイムラグもなくなりストレスなしで非常に快適です。

ちなみに、データの冗長性は高くなりよいのですが、逆にデータのセキュリティという意味ではリスクが高くなっていることになります。

それだけは注意した方がよいのかもしれません。

 

ちなみに、複数人でのデータ共有も可能です。

これがなかなか感覚的におもしろいです。

共有したいファイルを自分のローカルドライブの特定のフォルダに置いておけばいいだけ。

そしていつの間にか、そのフォルダにはファイルが増えていたりするわけです。

そこには、「転送する」や「受信する」というような感覚がないのです。

P2Pのファイル交換ソフトと似たような動作なのですが、なにも特別に操作していないので特にそう感じるでしょう。

急いでデータを相手に送りたいというのには、同時起動の必要性からあまり向いているとは言えませんが、「暇なときに写真を見て」と言うような感じで気軽に渡したい時には便利な機能でしょう。

 

お薦めですよ!!


4 件のコメント :

  1. ��(ネットワークドライブをローカルドライブに見せかけるソフトとかないんですかねぇ……)
    出来るかどうかは試してみないとわかりませんが、NASをローカルのドライブとしてサーバにマウントさせてやれば(ハードリンクかジャンクション?)出来る可能性があるかなと思います。

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  2.  書き込み有り難うございます。
     ところで、Vistaではなく、XPでそれできましたっけ?
     できない気が……。

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  3. vistaはOSの標準機能でハードリンク張れるのでNASのフォルダにたいして張って
    やってみたところLive Sync問題なく動作しました。
    XPの場合はファイルならfsutil hardlinkで、フォルダなら
    リンク/ジャンクション作成ツール
    (http://homepage1.nifty.com/emk/symlink.html)
    でならいけそうな気がしますがXP環境が今手元に無いため試していません…。

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  4.  おお。
     有り難うございます。
     なるほど、ツールがあるんですねぇ。
     勉強になりました。
     しかし、読んでみるとけっこうリスクがあるものですね。
     こう考えると、今の方法からわざわざ変更する理由がないような気がしてきました。
     今のところ、特に困っていませんし、むしろ冗長性も高くなって安全度は高いし。
     スマートじゃないような気もしますけど(;´∀`)。

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