2010年6月8日火曜日

「いちばんうしろの大魔王」レビュー

アニメでやってるので、一応毎週見ています。


アニメメインストーリーはシリアスかもしれないけど、いわゆるハーレム系で軽いノリのファンタジーストーリー。


いろいろなタイプの女の子を集めて、お色気だらけのラブコメディ。


読む前の予想としては、かなり軽いラノベではないかと踏んでいました。


 


が、立ち読みをしてみると、なんか思ったより地の文が多いことに気がつきました。


そのギャップに惹かれて、試しに一冊だけ買ってみました。




 


で、まず総評。


一言で言うと、「おもしろくない」です。


これがなんとも残念な感じ。


 


文章は下手ではなく、むしろきちんと文体。


ただ、その文体が逆にマイナスに働いているように感じます。


 


内容に対して、流れが妙に淡々としています。


まるで「吾輩は猫である。名前はまだない」みたいな?(どんなやねんw)


文章のノリ的には、ラノベよりもどこか純文学の雰囲気(あくまで雰囲気)。


主人公の視点に近い第三者視点なのに、どこか主人公を遠くから観察しているようで親近感を感じにくいものになっています。


さらに、その文体に似合わない「......」の今時のラノベ的な使い方や、台詞のやりとり。


これが地の文と合わずに妙に違和感を感じさせます。


私はこれだと、読んでいて眠くなってしまいます。


マッチすれば好き嫌いが分かれる文章かもしれません。


 


ちなみにアニメの方も駆け足しすぎて、なんかついていけない非常に残念な仕上がりになっていますね。


小説の続きも気にはなるのですが、ちょっと私は続きが読めない感じです。


残念。


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