レリック等を抜いて、侍の最強武器は破軍。
特にHNM戦などでは、ほぼ確定的なヴァナご時世。
そこに投げ込まれたのが、八八王(ぱちぱちおう)。
劣化布津御魂剣と言われる両手刀ですが、私は一目見て気に入りました。
まず、破軍のような斬馬刀タイプではなく、太刀のタイプ。
そして、臙脂のライン。
常々、自己のイメージカラーである黒と赤から、赤い太刀が欲しいと思っていた私にはどんぴしゃな武器でした。
ただし、お手軽に誰でも強くなれる(笑)破軍と違い、この八八王は使いこなすのにいろいろな壁があります。
なお、破軍と八八王のどちらが強いかは、ググるといろいろな方が検証なさっています。
なので、私が書くのは、実際に八八王を使うための方法……というか、自分の頭の中を整理するための覚書です(笑)。
●5振り化
まず、最初の壁は、やはり5振り。
必要STPは、54。侍の特性で25まかなえるので、残り29必要です。
現在、装備STP21+メリポSTP4で25。つまり4足らない状態です。
間隔450で6振りはできていますが、480だと19.5なので5振りになっていません。
とりあえず、ローズグリップ(STP+4)をつければ解決します。
なんだ、簡単じゃない!
……と思いきや、実は解決していません。
5振りでTP100を貯めてWSを打ちますが、WSを打つときは普通は着替えます。
すると、WSでのTPは20たまらないことになります。
WSを1振り目と勘定すると、+4振りで80ためても1振り目が20未満なので、次からは5振りでWSを打つと言うことができなくなるわけです。
たぶん、侍のWS着替えはほぼ総着替えになります。
そしてWS用装備にはほぼSTPがありません。(2009/09/03:以下、赤字修正)
唯一、残る可能性があるのはラジャスリング(STP+5)+八八王(STP+2)だけでしょう。
もし、メリポSTPを最大までふって+10にしたとして、STPは合計42になり、480の刀が得るTPは18.4になります。
20には1.6たらず、残り4振りは1振りあたり20.4必要な計算(本当は20.45ですが、小数点第1位までしか有効ではないため、切り上げる必要性があります)になり、結果的に以下のようになります。
つまり私の場合、メリポをあと3段階あげて、装備でSTP+1する必要性があるということです。
ただし、ここで八八王の命中-6対策を考えないといけません(鬼丸を使用していたときに比べれば、TP100未満では命中-11にもなる)。
このため、首はクジャクに変更したいところなので、剣侠の首鎖のSTP+1を減らすことも考えなければなりません。
すると、装備での必要STPは+2となり、ローズグリップ以外でまかなうことが難しくなります薄胴での+1となにかでまかなうことになります。もっとも候補になるのは、エクフォリアリングでしょうか。
現在、ポールグリップでDA+2をつけており、すべてでDA+9というそれなりに効果を期待できるものになっているので減らしたくないのですが、将来的にアスカルコラジンをやめて薄胴にするとなれば、結果的にDAがまた-2されます。
そう考えると、DAはブルタル+5をおまけ的に考えて、別の部分に強化をまわした方がよいのかもしれません。
ただし、エクフォリアリングを手に入れても、薄胴を手に入れるまでは、剣侠をクジャクに替えることができないことになります。
この場合の間に合わせとして、とりあえずローズグリップでまかなうことができそうです。
ということで、ローズグリップを入手することにします。
ちなみに、カンパニエ中のローズグリップの能力STP+20ですが、480刀だとTP200以上で恩恵を受けられます。450刀だと5振りが可能になります。
●意気衝天3~4振り化
命中-6はけっこう大きい数字で、破軍と比べれば命中率ではどうしても不利になります。
ならば逆にミスしたときに働いてくれることがある意気衝天を活かしてみたらどうかというアイデアです。
上の通り、通常STP57の時の意気衝天を見ると、以下のようになります。
意気衝天を1~2段階振っただけでは大差がないので、3段階以上振った場合のみ書いてあります。
これを見ると3段階振ることで、5振り中1回残心発動しても5振りは替えられませんが、2回残心が発動することで4振りにすることができます。
しかし、それはあまり現実的ではなく、やはり目玉は4段階目でしょう。これなら1回残心が発動するだけで、4振りにすることができます。
さらに極めて5段階振れば、なんと2回残心が発動すると3振りになってしまいます。
通常、90%程度の命中率で40%の残心と考えれば、発動率は4%程度(たぶん正確には違うのでしょうけど)。
それが2回発動するというのは、かなり希だと思いますが、もし命中率が80%になった時、発動率は8%になります。
残心確率をあげておけば、この確率ももう少しあがりますからロマン(笑)はあると思います。
ちなみにローズグリップのSTP+20が発動したときは以下のようになり、4段階目でもロマンを味わえるかもしれません。
まあ、意気衝天を4にして他のメリポにまわすか、5にしてロマンを求めるかは悩みどころかもしれませんね。
ちなみに、STP57で450刀を使うとき、意気衝天3段階目(1残心5振り)までしかほぼ意味がありません(ただし、意気衝天5段階目の時に2残心で3振りのロマンは味わえる)。
しかし、STP65あれば450刀でも、意気衝天5段階目の時に1残心で4振りが可能になります。
●まとめ
八八王を使うには、金額のはる命中装備をそろえないといけません。また、当たりやすい敵には乱鴉などを有効に働かせてダメージを稼ぐなどの使い分けも必要になりそうです。
そして間隔の不利を稼ぐために、ヘイストをなるべくかけなくてはいけません。
また、残心までも計算に入れて、とにかく回転率をあげる必要性があります。
これらのバランスを取ろうとすると、フル薄や薄胴+白虎などが必要になることが予想できます。
つまり、私のようなユニクロ侍が扱えるような刀ではないわけです。
逆に言うと、それだけの装備をそろえている方なら、破軍で手軽に強くなれます。
また、残心やSTPに振るメリポを黙想短縮に振れば、それの方が長時間だとWS回転が早くなるかもしれません。
八八王は、■eがどう考えても破軍対抗としてだしたものでしょう。
しかし、取得の大変さでも扱いの大変さでも破軍よりかなり難しいものです。
バランスを考えれば、命中-6というハンディは必要なく、むしろ命中+やSTR+があってもいいぐらいだったと思います。
もしくは、間隔450でSTP+16などでもおもしろかったと思います(竜胆丸はD値が低いので対抗しにくいですが。竜胆丸が対抗するには、WSダメ+最大と追加効果最大が必要に思えます)。
とりあえず、かっこいい刀なので、早く扱えるようになりたいものです。