実は、シルバーウィーク3日目から、ずーっと車中泊用ベッドを作っています。
車の中で寝ている栞さんが「体が痛い」「子供と寝ると狭い」という苦情があったからなのです。
まあ、単に体を痛くしないようにするならば、厚いマットを引けばいいわけですし、いざとなれば車中泊用ベッドキットを作っているところもあります。
ただ、「狭い」という苦情には対処できません。
この狭いを解決するには、我が家の場合、二つの要素が有益。
・ラゲッジルームのタイヤハウスをさける。
・荷物を片づける。
タイヤハウスを除いた真ん中のスペースは、約100cmしかありません。
タイヤハウスがなければ、これが130cmとなります。
この30cmがかなりでかいです。
また、車中泊ならば荷物は少なめなのですが、それでもいろいろと荷物が邪魔になります。
というわけで、この2つの問題を解決するために、底上げした組み立てベッドを作ることにしました。
ワンボックスなら珍しくもないでしょうが、天井の低いSUVでやっている人は、かなり少ないのではないでしょうか。
実際、かなりアクロバティックなのでお薦めはしません(笑)。
ちなみに利用したのは、こういう場合にお約束らしいイレクターです。
そしてできた試作1号がこちら。
将来的に冷蔵庫を置きたかったため、下の内寸は高さ40cmとりました。
試しに、栞さんに寝てもらったのですが、「何とか眠れる」とのこと。
しかし、やはり辛い。
・寝返りが打てない。
・子供がいたら辛い。
・方向転換もできない。
・ドアの開け閉めもできない。
なにしろ、高さは80cmぐらいしかありませんからね。
寝るスペースは、実質35cmほどしかありませんでした(笑)。
ちなみに、4才の息子ならば四つん這いも可能でした。
ところで、一番困ったのは、ドアの開け閉め。
本当はリアから出入りしたいのですが、なんとこの車のリアは、中から開けられないみたいでして。
まさかこんな使い方で、「電動テールゲートを付けておけば良かった!」などと後悔するとは、夢にも思いませんでした。
まあ、それは今さら話。
ともかく、このままではさすがに無理と言うことで高さを低くすることにしました。
まずはもう少し快適に眠れることが重要。
ということで、冷蔵庫はあきらめです。
リアから下の段にいれるための間口は、25cmにするように作り直すことにしました。
本当は、ガスコンロをいれるために35cmは欲しかったのですが、それだと寝心地が改善されません。
また、25cm未満にすると、今度はテントやタープなども入らなくなり、荷物をしまうという実用度が極端に低下してしまいます。
これ以上低くするならば、むしろ底上げしない方がいいぐらいです。
間口25cmで、板の上の高さが32cmぐらいとなり、10cmぐらいは低くなることになります。
たった10cmですが、これがかなり大きな違いになります。
また、アウトランダーPHEVのラゲッジルームは、後ろから見ると手前が低く、真ん中が高めで、奥がまた低くなっています。
最初は、手前の方にスペーサーをいれることで水平にしていたのですが、天井の高さを見ると手前の方が低いため、真ん中と奥を底上げすることにしました。
奥が一番高く、手前が低くなるデザインですが、その方が高さが稼げます。
というわけで、作り直しを行いました。
現在、骨組みはだいたいできたのですが、イレクターの先端加工や、板へのシート貼りつけなどがまだ終わっていません。
もう少し切りがいいところまで終わったら、また公開したいと思います。
ちなみに、このベッドには4形態で利用します。
1) 格納形態
もちろん、普段の格納状態です。
2) 車内テーブル形態
一番リア側の台だけを使って、車内テーブルとすることができます。
3) 車外テーブル形態
テールドアを開いた状態でテーブルを作れます。
4) ベッド形態
もちろん、ベッド状態です。
この中で、3)だけは説明がいるかもしれませんが、詳しくは完成時のブログに書きます。
とりあえず、完成イメージはこんな感じになる予定です。
ちょっと食事をしたり、料理の支度のサブテーブルに使えるように考えています。
2015年9月27日日曜日
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はじめまして。
返信削除一応、電動仕様でなくてもテールゲートは車内から開けられるみたいです。
PHEVのマニュアル4-20を参照してみてください。
但し、内側の開閉レバーが中央下部にあるので、車内ベッドを組み立ててしまうと操作しにくいかもしれません。
ご教授、ありがとうございます。
削除実は先日、ふたを開けるところまではたどり着いておりましたが、おっしゃる通りかなり開けにくく……。
そして開けたはいいけど、閉めにくいという状態です。
何か工夫が必要だなと考えていた次第です。