しかし、ここでルーフテントをあきらめるわけにはいきません。
そこで、まずは今まで実物を確認していなかった、Stage21さんのEuroTOPに関してメールで質問を投げてみました。
なお、前回と違ってかなり迅速な回答であり、また内容も非常に丁寧にご対応いただけました。
いろいろと親身になってご相談に乗っていただけているので助かります。
さて。
ここで、今までわかったことを追加で書きたいと思います。
●ウィングバーへの取り付け金具は、標準ではない
これはもうなんというか、最初にルーフテントを載せるつもりではなかった私なので仕方ないと言えば仕方ないのですが、本当に失敗したポイントです。
ルーフテントを載せるつもりなら、ウィングバーにするな!
これ、格言にしてもいいかもしれません。
まず、THULEのウイングバーは、幅が8cmぐらいなのですが、多くの標準取付金具は、6cmぐらいまでしかつけられません。
マジョリーナに関しては、もっと狭いようです。
また、幅の問題だけでなく、材質的にも形的にもルーフテントの取り付けには向いていません。
このことから、アウトランダーの場合は、ルーフレールつけない方がよいと思われます。
THULEのページを見ていると、ルーフレールに載せられる角型のバーもありそうですが……。
Stage21さんの場合は、金具がないため取り付けはNGという回答です。
フジカーズジャパンさんの場合は、取引のあるパーツ会社に作成を依頼してもらえます。
イージーキャンパーの場合は、取扱店舗がカスタムショップとかですと、その辺は対応してもらえることでしょう。
マジョリーナを扱っている店舗でも、パーツを作成してくれるところはありました。
●安価なルーフテントはすべて中国の同じ会社のライン生産らしい
これは推測ですが、ほぼ間違いないような気がします。
細かいポイントはいろいろと異なりますが、基本的なパーツや仕組みはほぼ一緒です。
テント生地、留め具、ダンパー、梯子、マット、LEDライトなど以外は、ほぼ一緒に見えます。
三社に問い合わせをかけていますが、三社ともに「多分、ベースは同じラインっぽいですね」という判断でした。
もう一度書いておきますが、あくまで推測です。
で、何が言いたいのかというと、ようするに安価なルーフテント3種類の基本品質に大きな差はないということです。
ただし、作っているところが同じでも、管理しているところは違うわけです。
その品質管理でどの程度厳しくし、改善しているかは商品によって異なるでしょう。
イージーキャンパーに関しては、ウェブでそれをぶっちゃけて、その上で「厳しく管理している」という形でアピールしています。
Stage21さんもメールでぶっちゃけていただきましたが、やはり品質的にはそういう感じのようです。
ただし、Stage21さんのブランドとして出しているため、いろいろと注文してかなりチェックをしているとのことでした。
フジカーズジャパンさんでは、逆にあまりそういう話はなく、「安かろう悪かろうではありません」というセールスとなっていました。
●品質的にはやはりマジョリーナがよい
マジョリーナ製品の現物は見ていませんが、少なくとも写真を見る限り、明らかに安価な物よりも作りがよいかと思います。
特にマジョリーナのダンパー式のタイプは、フレームがクロスしていないので布地を挟みにくく、さらに窓も大きく取れるという利点があります。
また、マジョリーナはサイズが2~3タイプあり、最大だと子供2名+大人2名で眠れるタイプもあります。
その他にも、ルーフテントの上に荷物を載せられるタイプがあったり、形や色も種類があり、やはり元祖だけあって、バリエーションが豊富です。
値段は1.5~2倍はしますが、それだけの内容かもれしません。
値段差と、品質を良く考えて買った方が良さそうです。
私も場合によっては、マジョリーナに走ることも考慮し始めました。
ただし、その品質の良さは、あくまで中国製と比べた場合の話です。
いろいろと調べていると、絶対的な品質はそこまでではない感じの書き込みも見受けられました。
日本製だったら、もっといいものができているのかもしれません。
その分、さらに高くなっているかもしれませんが(笑)。
●ルーフテントは本当にいいのか?
すごく根本的な問題を書いていますが……。
もう一度、よく考えてみると、やはりどれだけ車中泊を活かして出かけるかということによると思います。
ルーフテントに30万円だしたとして、1泊素泊まり6,000円で計算すると、50回の利用でトントン。
月2回の車中泊を12ヵ月しても、24回。
2年でやっとです。
しかし、ルーフテントは冬と夏にはつらい場合も多い。
そうなると、元を取るのに3~4年かかる計算です。
そこまで品質が耐えるのかも気になります。
マジョリーナですと、40万円以上。
元が取れるかどうか心配になります。
ところで、これは金額的な話だけ書いていますが、車中泊はほかにも利点があります。
例えば、自由度の高さ。
思いつきで出かけて、気楽に寝泊まりできるのは、車中泊ならではでしょう。
また、キャンプ気分を手軽に味わえるのもいいところです。
この辺りにどれだけ価値を感じられるか……ここが分水界かもしれません。
0 件のコメント :
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。