2008年10月7日火曜日

手品で魅せる人生観「ファンタジウム」

ちょっと風変わりな漫画です。

難読症という病気を持ちながら、ある老マジシャンから教わった手品を天才的にこなす少年。
そして、老マジシャンの孫ながら、一流大学を出たサラリーマン。
この二人が出会い、少年は自分の世界から、サラリーマンは閉鎖された社会から、それぞれ世界を広げていく話です。


サラリーマンの男は、少年の才能に惚れて、彼をマネージメントする立場になるのですが、そこには二人の育った環境、そして少年の難読症の壁にぶつかります。

その障害のためにいじめにもあい、親ともぎくしゃくしながら、世の中をどこか冷めた目で卓越した感じで見る少年。

彼は、人生の大きな挫折も知らない、しかし少年を信じてまっすぐぶつかるサラリーマンを信じて進んでいきます。
暗い雰囲気を持ちながらも、主人公二人が出会ったことで前向きに見えない何かと戦っていく感じが物語にうまく織りこまれています。

さらに、マジシャンとしての才能を開花させていく少年が、どんどん広い世界に出て行く感じもわくわくする漫画です。




絵は、多少不安定な感じもしますが、十分に見られるクォリティです。

また、恋愛要素などは今のところ非常に弱く、「女の子萌え!」という人には向きません。

大人と子供ですが男の友情があり、挑戦していく成長話の人間ドラマとしては非常に楽しめると思います。

また、手品用語なども出てくるので、そのあたりも楽しめると思います。

久々にお薦めの作品です。

ただ、結末がどうなるのか……かなり締めにくい話ですから、「それからも頑張って生きました」みたいな終わり方になりそうな気もしますね。

結末もまた楽しみであります。


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