2008年11月26日水曜日

UMPCを考える

LOOX Uが欲しいと言いながら買っていない私だけど、LOOX Uの前には工人舎のSCが欲しいと思っていました。

その前は、WILLCOM D4が欲しかったのです。

こうしていろいろと希望が変移していたのですが、理由はちゃんとあります。




国内ネットブック/UMPC開発者インタビュー【ウィルコム編】

 

鼎談 WILLCOM D4 モバイルPCとしての有り余る魅力 - Impress Watch

ちょうどこんな記事があったので、ちょっと読んでみたのですが、読んでみると頭を捻る部分がいくつかあります。

例えば、「1GBでもVistaはさくさく動く」と言っていますが、実際にいじってみるとメニューを開いたり、何かはじめようとするときに、かなりもっさりとした感触があります。

もちろん、1GBで動きます。

そして確かにイメージよりは動きますが、重いことはまちがいないのです。

また、後者のリンクの中で「メモリを2GB搭載しても、4GB搭載しても、スワップが始まっちゃうと速度は同じになっちゃいますよね」という意見があるが、そもそも4GBもあれば、無理をさせないかぎりスワップさせる必要はないと思います。

いや。それこそ、記事の中で書かれているようにアプリを5個も6個も動かさないなら、2GBでもスワップは必要ないはずです。

Windows XPならば……。

では、Vistaならどうなんでしょう?

この「さくさく動く」というのは、きっちりと使い切った意見なのでしょうか……。

WILLCOM D4は、確かにおもしろいし、意欲的なマシンです。

私も発表当初、本気ですごく欲しかった!

しかし、実際に私がD4を買っていないのは、動作時間の短さが原因でした。

標準1.5時間はありえません。それはモバイルPCではないでしょう。

たぶん、そういう意見も多かったのか、今はLバッテリーが標準になりました。

確かにLだと、4.5時間で問題はなくなります。

しかし、厚みが35.3mmにまでふくれます。

標準は25.9mmで、たかが9mm程度の差と思うかもしれないが、厚みで9mmというのはもの凄い差です。

例えば、ポシェットに入れることを考えるます。標準だとぴったり入るポシェットのマチでは、Lにしたとたんはいらなくなるでしょう。下手をすれば、9mmの差は全体にワンランク大きいバックを用意しなければいけなくなるぐらい違うことになります。

ちなみに、LOOX Uの厚みは33.0mmぐらいで、ほとんどD4+Lバッテリーと変わりません。

しかし、面積が違いますから、体積が大きく異なります。

重さに関しては、2台とも大差なくなるのですが、携帯のしやすさという意味では体積も重要です。

では、体積が大きい分、D4にはどんな利点があるのでしょう?

モニターサイズは、実はLOOX Uとあまり差がありません。

タッチパッドをやめて、モニターサイズを大きくすればアドバンテージになったのかもしれませんが、消費電力の問題もあがってきます。

すると、サイズでのアドバンテージは、キーボードしかなくなります。

実際、D4のキーボードは、Uよりも大きく押しやすくなっています。

しかし、私はD4のキーボードサイズは、無駄だと感じるようになりました。

自分の中で最近悟ったこととして、キーボードは「ブラインドタッチできるかどうか」で別れるのです。

あくまで私はですが、QWERTYキーボードは、ブラインドタッチ(両手を使ってホームポジションからスムーズにキータッチ)できる為のものではないと思っています。

両手は使っても、通常のブラインドタッチはできません(別の動きになる)。

もちろん、「両手で押す」というのも1つのファクターなのですが、むしろQWERTYキーボードの押し方の重要なファクターは「親指で押す」方にあるのではないかと思うのです。

だから、QWERTYキーボードの重要度は、「親指で押す」>「両手で押す」という設計であるべきです。

そう考えたとき、D4のキーボードは横に長すぎます。

「親指で押す」のも、「両手で押す」のも、どちらも中途半端すぎるのです。

それならいっそうのこと、LOOX U(あくまで現行モデル)ぐらいに割り切ってしまって、本体の小型化を図る方が正解なのではないでしょうか。

実は、工人舎のSCを買わなかったのも、上記の理由でした。

かな入力の私にとって、フルキーのSCは非常にありがたい……のですが、あのキーはどう考えても両手押しに向いていません。

さら言うと、片手押しにも向いていません。

SXぐらいのサイズになればまだしも、SCは逆にLOOX Uよりもキー入力がしにくく感じてしまうのです。


ブラインドタッチができないなら、いっそうのこと割り切って小さくしてしまえばいい。

その方が、使い方が明確になります。

半端にしてしまったとき、それはどう使っても使いにくい道具でしかなくなります。

Atomを使ったネットブックと言われるジャンルは、どれも大して代わり映えがない形とサイズででています。

キーボードも細かくは違いますが、基本的にはブラインドタッチできるものが発売しています。

そして、しばらくは値段競争の都合もあり、これで固まってしまうでしょう。

それに対して、もっと小型化できるCentrino AtomのUMPCは、まだいろいろと模索中です。

私はここに、もっと思いっきりや割り切りが必要だと思うのです。

割り切って小さくするか、思いきって使い勝手を重視するか。

そういう意味で、LOOX Uは割り切った一つの形だったと評価しています。

WILLCOM D4は、遊び心もあり物欲をそそられる商品だったのですが、どうも実際に使うことに対しての考慮が足らないような気がしています。ちょっと残念な商品でした。

RAMを2GBにしてしまう、GPSをつける、モニターサイズを大きくするなど、なにか差別化をもう少し図ると良いかもしれません。

SCは、いっそうのことポメラみたいな折りたたみキーボードを内蔵してくれるといいですね(笑)。


2 件のコメント :

  1. yagami.openid.ne.jp2008年11月27日 1:20

    ワタシ的にはUMPCはイランて事になりますた。
    ケータイ → サブノート(B5) → ノート(A4) というヒエラルキーで対処可能な模様。
    ASUSが予定している、GPU付のネットブックが出た暁にはどうなるか判らないけど。

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  2. 私は、携帯電話(スマートフォン) → UMPC → ノートパソコン。
    A4もB5も、入れる鞄はあまり変わらないという結論。
    軽量タイプのA4だと、重さも変わらんし。
    まあ、やがみ氏の言うA4は、グラボを積んだ大きめの方だろうけど。

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