パモウナの商品は、基本的にパモウナで認めた店しか通販を認めていないそうです。
それは、運搬と設置時にきちんとした業者じゃないと問題が出て、その対策ができないから......ということなのですが、これは店頭で購入しても運送担当者のレベルで大きく変わります。
私は、オーカワと島忠で買いましたが、この2店舗でも組み立てのうまさやちょっとしたサービスなどに大きな違いがありました。
オーカワの組み立てていったKUは、扉の組み立てが甘くてすき間だらけでしたが、島忠のはそこまで酷くありませんでした(が、それでも島忠も調整が甘い)。
また、島忠の方は底に滑りをよくするシールなどを貼って傷つきにくくしてくれたりしましたが、オーカワの方はなんのサービスもありませんでした。
それはともかく、扉の組み方があまりに悪かったので、オーカワに電話したところ店員さんが来てくれて調整をしてくれました......が、これがちょっと残念な感じでして。
例えば、「ダンパーが取れます」と言って取り方を見せてくれたのはいいのですが、上下にグリグリと揺すりながら引っこ抜いていたのです。
ダンパーの構造を見ればわかるのですが、そんなことをしなくても簡単に取れるんです。
さらにうちにきて30分近くかかって、調整できたのは観音開きの扉を1つだけ。
しかも、正面から見たらきちんとなっているのですが、後で横から見たら扉と本体のすき間が異様に空いていました。
あまりに調整に時間がかかったので、1つ調整してもらったところで「後は私がやります」と言って帰ってもらいましたが、このレベルならばサポートがない通販で買っても大差ないような気がしますね。
前置きが長くなりましたが、とにかくKUの扉の調整は運搬会社に任せても満足がいかないことが多いかもしれないと言うことです。
というわけで、ちょっとわかりにくいKUシリーズの扉の調整方法を少し書いておきたいと思います。
概夢オリジナルの手順ですので正式にどうやるのかは知りませんが、少なくとも1つの扉に30分もかかったりはしないと思います。
1)できたら、最初だけは棚の中身を抜いてやった方がよいかもしれません。
軽いものならいいのですが、重い物が入っていると全体が歪みます。
2)ダンパーを外します。
ダンパーは手前側に押し込むように、手前斜めに引っぱることで簡単に抜けます。
3)蝶番についている2つの調整ネジのうち、奥のネジをゆるめます。
かなり硬い場合もありますが、ねじ穴を壊さないように注意。
外すことはなく、軽くゆるめるだけでOKです。
4)調整ネジをゆるめたことで、扉が前後に少し稼働するようになります。
ここで扉を一番奥まで押し込め、先ほどの調整ネジを軽くとめます。
これで本体と扉のすき間が最小の状態になります。
5)今度は手前の調整ネジを調整します。
このネジを調整することで、扉は左右に動きます。
この時に注意するのは、以下の点です。
・調整ネジは少しずつ、そして上下両方等も同じように調整しましょう。片方だけ極端に変更すると、扉が歪んで耐震ロックに引っかかってしまったりすることもあります。
・観音開きの時は、扉と扉の間を2mmぐらいはあけるといいでしょう。余裕をつけておかないと、開閉時に力のかかりようによっては扉同士がぶつかります。また、観音開きの時は、左右バランス良く調整しましょう。
そして扉が一番奥になっている状態から、扉を最大まで開きます。
すると、開いた扉のつけね(左写真の赤丸部分)が、本体にぶつかります。
さらにそこから扉を押し広げると、奥のネジの調整が部分が少し手前に動く事になります。
7)その状態で、奥のネジをしめます。
ネジを締めるとき、少し扉が閉じる方向に動くので、これで本体に扉がぶつからなくなります。
上記の順番で調整すると、程よい感じになりました。
場合によっては、そこからさらに微調整すると言いと思いますが、微調整は手前の調整ネジだけでできます。
わかりにくいかもしれませんが、調整は以下のことを覚えておくといいでしょう。
●奥の調整ネジ
扉を前後に動かせるようにするものです。
手前に引っぱりすぎると、本体と扉の間にすき間ができすぎます。
奥にしすぎると、前回に開いたときに扉の付け根が本体にぶつかって傷がつきます。
●手前の調整ネジ
扉を左右に動かします。
上下2つのネジは、同じぐらいに調整しないと扉が歪んでしまいます。
また観音開きの扉では、閉じたときの扉と間隔を少し空けること。
荷物を入れるとまた調整が必要になるかもしれません。
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