最初に買った本格的なシェーバーは、確かNationalブランドだったと記憶しています。
お金がなかった私は、けっこう安いモデルを買ったはずです。
その他にもシェーバーを買ったことはありましたが、みんな安物でした。
その後、展示処分で安くなっていた、夢の自動洗浄機能がついたブラウンのシェーバーを購入。
それを10年以上使ってきました。
何度も外刃が欠けて、そのたびに交換したのですが、シェーバーの刃って高いですよね。
何度か交換すると、新品が買える値段になってしまいます。
まあ、もちろん新品を買うより安いので、刃の交換だけをしてきたのですが、今回また交換するに当たって「そろそろ新しいシェーバーが欲しい」と思うようになりました。
振動ヘッドとか、ロータリー刃とか、四枚刃とかいろいろでていて、気になっていたのです。
今、使用中の三枚刃のシェーバーも悪くはないのですが、もう少し深剃りできたり、剃りにくい部分が剃りやすくなったりしてくれると嬉しいですし。
というわけで、奮発していいシェーバーを買ってみることにしました。
さて。まず悩んだのがどこのを買うのか。
興味があったのは、フィリップス。
3つの回転刃タイプです。
実際に使ってみると、可動部が多くて刃が肌に張りつくように剃れます。
が、どうもしっくり来ない。
なんかこの形、どうやって剃っていいのかとまどってしまうのです(笑)。
また、肌には優しい感じがするのですが、深剃りは今ひとつな感触です。
肌が弱くて、髭も濃くない人には向いているのかもしれませんが、私には向いていないようでした。
次の候補は、当然ブラウン。
この中で、自動洗浄で乾燥機能がついているのは、790ccと760cc。
この2つの違いは、シェーバー界でよくある「充電状態の表示方法差」。
760ccが5段階、790ccが液晶表示……それだけ(笑)。
昔からシェーバーではこの充電状態表示の違いで値段が大きく違うのが普通にあって、非常にあほらしく個人的には感じています。
今まで使っていたブラウンのも、やはり表示方法で差があったのですが、もちろん一番単純なものにしました。
基本的機能は変わらないのに、表示方法だけで下手すると一番安いのと一番高いので1万円近く違ったりするものもあるのです。
さて、この760ccのいいところは、まずまだ残っている洗浄液が使い回せること。
ブラウンは唯一、アルコール洗浄液を使っているメーカーなのですが、このカートリッジの規格が昔からかわっていないというすばらしい互換性を持っています。
洗浄液成分は多少変わっていますが、これはブラウンを使っていた人がそのまま新しいブラウンに乗り換えるときに大きなアドバンテージになるでしょう。
また、アルコール洗浄液のおかげか、洗浄時間が短いという利点もあります。洗浄液の交換も、カートリッジを交換するだけの簡単なものです。
剃り心地に関してですが、刃は三枚でヘッド自体が横に振動するも、今までのシェーバーに比べて感動するほどの剃り心地差は感じられませんでした。
ただ、それでもやはり今までよりも剃り残しが少なく、拾いにくいものを拾ってくれるような感じになりました。
深剃りもできますし、肌への刺激は使用中のモデルよりも強くありません。
また、強さを3段階で切り替えられるので、肌が弱い部分は弱い力で剃ることもできます。
むしろ優しい感じで、音もちょっと甲高くなりましたが静かです。
さらに嬉しいことに、価格帯もけっこう下がっています。
深剃りはそこそこできればいいし、肌に優しい方がいいという人には、ブラウンがお薦めかもしれません。
というこで、普通に考えたら、同じメーカーのブラウンかなと思っていたのですが、
どうせ買うなら、革命的感動みたいなのを味わいたい!
などと思いはじめてしまいまして、そうなるとなんかブラウンは無難すぎてつまらないかもしれない(笑)。
とはいっても、有名シェーバーメーカーは限られています。
あと候補にあったのは、ロータリー刃を利用した日立のシェーバー。
ロータリー式は、肌にも優しく付加ぞりもできるというのが売りらしいのですが……なんとなく、今回はあえて外しました。
日立のシェーバーというイメージがあまり私になかったので(笑)。
そして残りの候補として出てきたのが、Panasonicのラムダッシュ。
4枚刃というゴッツイヘッドをもつ、無骨なシェーバーです。
最近、よくCMもやっていたのでご存じの方も多いかもしれません。
売りとしては、その4枚刃のおかげで肌へ押し当てた往復回数が少なく済むため、肌に優しいということ。
そしてヘッドが縦だけでなく横にもスイングし、肌にぴったり吸いつくように剃れるということ。
その他、いろいろとありますが、とりあえず機能的最高峰モデルは、ES-LA92/82/72の3種類です。
この3つ違いは、恒例の充電状態表示の違い(笑)。
ただし、92/82にはその他の情報も表示されるようになっています。例えば、使用時間、替え刃の交換時期催促、洗浄時期の催促表示などです。
私はそんなのいらないと思ったので、買うのなら72だと考えていました。ただ、残念なことに72はカラーが白しかありません。好み的には黒や銀が良かったのですが……。
ちなみに92が黒、82が銀で、この2つの差は92の外見が金属調仕上げになっているだけです(笑)。
「シェーバーだって、見た目が大事だ!!」という人は、92を選んでもいいかもしれません(笑)。
私は基本、人前で髭を剃ることはほぼないので、シェーバーの見た目はそこまで気にしませんでした。
ただ、帰ってからアマゾンで調べてみたら、店頭よりも価格差がほとんどありません。特に82と72の差はなんと800円!
うーん。やっぱり値段も安いし、アマゾンで買うべきだったかもと、かなり後悔しました。
これなら82を買ったのに、がっかりです。
これからラムダッシュを買う人は、アマゾンで82を狙うといいかもしれません。
ところで、他のシェーバーは試すことができたのですが、このラムダッシュだけは試すことができませんでした(ちょうど洗浄中で……)。
ただ、このゴッツイヘッドの迫力の4枚刃というのに興味がでて、結局試しもせずに、ヨドアキでES-LA72を購入してしまいました。
そしてもちろん、さっそく使ってみたのですが、
決して優しくない! 攻撃的深剃り!!
というのが感想でした。
実は購入店の店員さんにも説明を受けていたのですが、ラムダッシュはブラウンなどよりも薄い刃を一部使用していて、そのために肌を削る可能性が高いというのです。
そのせいなのかどうなのか、深剃りは今まで試した中で一番してくれる感じがあるのですが、なんか肌を削っているような錯覚さえしてしまいます。
そこまで私の肌も弱いわけではないのですが、初めて剃った時にはカミソリ負けで4カ所ぐらい血が出ていました。
ブラウンの新刃を使ったときに、そこまでカミソリ負けしたことはありません。
広い範囲の4枚刃のおかげで何度もこすらなくてすむ……ということもなく、結局剃り残すものは剃り残すので、走らす回数は3枚刃と大して変わりません。
すると逆に4枚の刃がなんども肌を走るわけで、3枚刃よりも負担は大きいのではないかと感じてしまいます。
仕方ないので、走らすときは押しつけないように軽く走らすようにしていますが、それでもたまにカミソリ負けします。
また、世界最速リニア駆動が売りの刃なのですが、そのためかやたらに刃の部分が熱を持ちます。
最初、ビックリするぐらい熱くなりました。
どうもこれは仕様らしく、説明書を読むと「熱くなったら付属の油を差せ」と書いてあります。
油をさしてみたところ、確かに熱は下がったのですが、それでも熱めのような気がします。
それからでかいヘッド、やっぱり細かい部分で取り回しがやりにくい。
ブラウンぐらいがちょうどいいですね。
こいつは大きすぎます。
ただし、剃り残しが起きやすい部分に関しては、ブラウンよりも剃り残しを少なくできる感じがします。
4枚刃のどれかが拾ってくれるような感じです。
洗浄に関しては、ランニング・コストはブラウンより安そうなのですが、水と洗浄剤の両方を交換しなくてはならないのでブラウンより少し交換の手間がかかります。
また、洗浄の音が賑やかです。ブラウンのはほとんどモーター音しかしないのですが、ラムダッシュのはそれにあわせて流れる水の音や、ぶくぶくと洗われる音などいろいろとします。
しかも、時間が長めなので、寝ている間などにやる場合は、洗浄機を置く場所は少し考えた方がいいかもしれません。
ちなみに、ハンドソープを使って水洗いなどもできますので、長期の旅行先などでのメンテナンスも可能です。
結論的にラムダッシュは、肌が強くて深剃り命!の人にお薦めの電気シェーバーです。
剃れることはまちがいなく一番剃れます。
ただ、肌の弱い人は、これは避けた方がいいような気がします。
私でさえ、ブラウンにすれば良かったかなと、ちょっと思っている次第です……。
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