――シン・誤字等(ゴジラ)!!
まあ、とにかく誤字が多い。
無論、見直す努力を続ければいいのだが、もう時は21世紀。
ここは一発、科学の力を使わせてもらおうじゃないかと思い立ったのです。
決して横着からではなく、あくなき探究心ゆえの行動なのであります。
なお、これはソフトごとに記事を分けて書いていきますのでご了承ください。
さて。
まずは、フリーウェアから紹介しましょう。
なお、使用するテスト文は下記のもの。
もちろん、間違いだらけですが、わざとですよ?(笑)
皆が見ている明日の天気の予報は晴天らしい
「雨は振らない。」
かれは飴が振らないと言った。
本当に彼は振らないといった。
本当にバットを降りないのか。
本当に…バットを降らないのか。
「雨が見れるのか」。
飴が降ると俺が頭痛がします。
「頭痛が始めれる
ボクは頭痛が痛いといった。
それはそれで、あれはあれだ。
その顔を写真に映した。
別のディスクに映画を移した。
■小説推敲補助ソフト「Novel Supporter」
http://crocro.com/pc/soft/novel_supporter/詳しい機能については、上のリンクを見てもらうとして今回は私のおすすめポイントをピックアップして紹介しましょう。
●単語近傍探索
これは間違いを探す機能ではなく、似たような単語を色分けして教えてくれる機能です。
似たような表現を繰り返していないかチェックするのに使えます。
この機能は、ここで紹介する他の校正ソフトにはない機能です。
●こそあど確認
これも間違いを探す機能ではなく、指示語(これ、それ、あれ、どれ、この、その、あの、どの)を無駄に多用していないか確認する機能です。
指示語の多用は、単調になりわかりにくい文章にもなりやすくなります。
この機能は、ここで紹介する他の校正ソフトにはない機能ですが、「こそあど」を校正辞書に登録することで代用することができます。
見るとわかりますが、文頭の「それ」が認識されていません。
現状、完全ではないようです。
●文末重複確認
やはり間違いを探す機能ではなく、文末が同じ閉め方になってしまい、リズムが悪くないか、読みにくくないかなどを確認するための機能です。
色分けされているので、パッとみただけで似たような文末が続いているところがわかります。
この機能は、ここで紹介する他の校正ソフトにはない機能です。
●段落先頭重複確認
文末重複確認機能の文頭(段落戦闘)版です。
「彼が」「彼は」みたいに単調な始まりになっていないか確認できます。
この機能は、ここで紹介する他の校正ソフトにはない機能です。
●文章警告
上記までの機能は、他の校正ソフトになくとも他の機能や音読をすることでカバーしやすかったのですが、この機能はカバーしにくい独自の機能です。
特に「行末不正」(句点忘れ)、「行頭字下げがない」(段落の字下げ)、「括弧下げは不要」(台詞の行頭字下げなし)などは、このソフトでしか確認できません。
●総括
他にも機能はありますが、見てわかるとおり他の校正ソフトにはない機能が追加されています。
また、作者が小説を書いていることもあり、非常にかゆいところに手が届く機能がそろっています。
一方で、重複表現、ら抜き言葉等の辞書が必要な文章の内容に対するチェック機能はありません。
結論的には、他のソフトと組み合わせて使うのが便利な機能と言えるでしょう。
なお、まだこのソフトはVer.1.0.0であり、プラグイン的に機能を拡張できる構造をしているそうです。
つまり、これからどんどん機能が強化されるのかもしれません。
楽しみにしたいところです。
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