そこに出てきたのが、レノボの変態パソコンです。
どんなものかは、下記のサイトに詳しくあります。
http://shopap.lenovo.com/jp/landingpage/yoga/book/
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/event/1017706.html
簡単に言えば、キーボード側がペンタブ兼用になっていて、キーボードは機械式のキーがあるわけではなく、タッチ式のキーになっている商品です。
ペンタブとしての機能は、ワコムのBamboo Sparkと同等の機能があり、紙に書きながらデータ化することも可能となっています。
機械式キーボードを使っていないため非常に薄型で軽量。重量は690gしかありません。
まさにノートという感じの見た目で、パッケージもそれを意識しています。
開封の儀に関しては、下記のサイトに詳しくあります。
http://ascii.jp/elem/000/001/249/1249662/
現在、非常に売れていて、Amazonからも商品が消え、軒並み在庫切れ状態。
予約もあっという間にはけるという人気ぶりでしたので当然でしょう。
種類は、OSとしてWindows10 Home版とAndroid版があり、それぞれにLTE対応モデルと非対応モデルがあります。
私が買ったのは、Windows10 Home版LTE対応モデルです。
別にSIMをさせなくてもよかったのですが、LTE対応モデルと非対応モデルの差額が低下で7,000円しかなかったので、それならばと対応モデルを選びました。
YOGA BOOK with Windows(Atom x5-Z8550/4/64/Win10Home/10.1/LTE) レノボ・ジャパン ZA160031JP
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……と説明から何からリンクだらけで他力本願ですが、紹介は他のところに任せます。
ここで書きたいのは別のことです。
やはり物書きとしては、「ハローキーボードはテキスト打ちとして使い物になるのか?」というところでしょう。
そこで数日使ってみた結論をはっきりと先に書いておきたいと思います。
結論は――
「無理www使い物にならないwwwww」
――です。
一番の問題は、ブラインドタッチが至難の業だということでしょう。
少しでも触れると、キーが反応してしまうため指を空中に浮かせておかなければなりません。
つまり、ホームポジションがずれやすくなってしまうのです。
キーを触って感触を確認することもできないし、さらに右側のキーはお約束で圧縮されて幅が狭くなっています。
さらに油断すると指がキーボードに触れてしまって反応してしまいます。
これでブラインドタッチをするには、職人技的な技術が必要となるでしょう。
また、タッチパッドも狭くって境界線もないので、見ないで操作していると間違えてスペースキーを押してしまったりしてしまいます。
どこまでがタッチパッドなのか、触感で分からない。
こればかりは、見ないで操作は無理でしょう。
つまり、「このハローキーボードは、見ながら操作する」というのが前提になります。
それなのに、光が反射して、たまにキーボードが見にくくなることもあります。
イラッとしますね(笑)。
このようにキーを打つことに阻害要素がある時点で、物書きには向いていないでしょう。
ちなみに、キータッチを確認したい人にわかりやすく説明すると、タブレットのソフトウェアキーボードと全く一緒です。
バイブレーションは標準だとうるさく感じるし、「押した」という確認はできますが、キーが揺れるわけではなく、全体が揺れるのでキータッチを再現はしません。
Android版だとバイブレーションの強さ調整などができるようですので、もしかしたらWindows版でも調整できるツールが出るかもしれませんね。
じゃあ、ハローキーボードはゴミか!
……というと、まあそこまで極端なことは言いません。
軽いし薄いので、タブレット的に使用して、ちょっと文字を打ちたいときにソフトウェアキーボードよりも少しまともなキーボードが用意されていますよ……というぐらいの意味ではありです。
ただ、本格的なタイピングをしたいなら、やはり別にBluetoothキーボードがほしくなるでしょう。
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たとえば、これなんかがぴったりです。
今は値段が上がっていますが、安い時なら7,000円台で手に入ります。
非常にマッチ(笑)。
左の写真のように閉じて立てかけると、少しばかり溝にはみ出しますが、まあ何とかおさまります。
いざとなれば、右のように開いて立てることもできるので安定させることも可能です。
ちなみに、合わせると690g+353g=1.043g。
十分軽いですが……いや、まあ、普通にノートを買えよという話になりますね(笑)。
ただ、私の場合は、ポメラDM100を持っているので、これと組み合わせる方法もあります。
普通のタブレットだとできない技が、Yoga Bookならできてしまうのです!
見よ、この一体感!
新時代の使い勝手!(まだこの組み合わせで使っていないけどw)
名づけるなら、Yoga Book with POMERAだ!!
マウスパッドがないのでタッチパネルを使うか、別途マウスが必要ですけどね。
ポメラ、せめて液晶が180度開いてくれると、キーボードとしても使いやすいんだけどなあ。
マウスでも買おうかしら……。
ちなみに、重量は690g+399g=1,089gだけど、そもそもDM100は持って歩いているので関係なし!
キングジム (2011-11-25)
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まあ、ここでDM200を薦めないところが味噌。
580gになると、この組み合わせは悩みますよね。
ぶっちゃけ、DM200のキーボードだけ出してもらえないでしょうかね……。
ところで、保護シートを張るときは、キーボードのIntelのシールをはがす必要がありますので注意。
また、キーボード中央のヒンジ側が、けっこう熱を持ちます。
もって操作していると、気になるぐらいの熱量です。
さて。
というわけで、ハローキーボードはちょい打ちならいいけど、ガッツリうちはダメという結論。
マウスパッドに関しても長く使うとイライラします。
あくまでおまけということですね。
その一方でペンタブとしての使い勝手は、まだ未知数。
次回は、その話をしたいと思います。
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