2010年2月17日水曜日

「とある魔術の禁書目録」レビュー


アニメ「とある科学の超電磁砲」を見ていたらおもしろかったので、ちょっと本編に興味がでて久々にライトノベルを買ってみました。


もちろん、勉強もかねて。


というわけで、いつも通り読者様的に偉そうに書きます。


 


まず総括を言うと、「まあまあ」?


なんというか「普通」?


とりあえず、最後まで読めるレベルではありましたし、続きがあれば読んでも良いかもしれません。


 


科学と魔法の対比というのは昔からありましたが、さらにそこに超能力も追加して、少しばかり空気を変えています。


また、「敵」はある意味で「自分」であったり、敵が敵ではなかったり、真の敵は出てきていなかったりという面白さもあります。


 


さて、以下はもう少し詳細に触れるのでネタバレも含みます。



 


まず、なんといっても気になるのは、文章でした。


書き慣れていない感じがします。


最初に気になったのは、くどい右手の説明。


やたら何度も同じようなセンテンスが出てくる。説明するにしても、もう少し表現を豊かにして欲しいところです。


それにせっかくの目玉なので、もっと効果的なところで表現して欲しいですね。


さらに「不幸」という設定の主人公だが、本人が「不幸」と言っているだけで本当に不幸という感じがしてこない。


読んでいて「それは不幸なの?」みたいに感じてしまう。


この二つは、なんとなく設定に構成が振りまわされているような気がして、どうもしっくり来ませんでした。


そのせいで、最初はなんかリズムに乗れない。


 


それから主人公の言動がわざとらしいのも気になります。


なんか、主人公の感情の盛り上がりについてけない感じがあります。


そして、「いかにもな心理状態」(お約束)にもっていこうという感じが妙に自然じゃない。


また、泣かせポイント(感動ポイント)もなんとなく今ひとつ。


そもそも、ケンカになれているだけの学生がちょっと最初から頑張りすぎな感じが......まあ、それはいいとしても、それを気にかけないような描写が欲しいところです。


インデックスと主役のコミカルな会話もなんとなく今ひとつな乗りなんですよね


 


この作品、三年前のものなので今はかなり書き慣れているのでしょうね。


どのぐらいしっくりするようになっているか気になるところです。


 


最後に、最近のライトノベルでたまに見る気がするのですが、この表現は流行なんですかね?



「......、」


台詞の中点の後に読点という記述。


これ、まったく意味がわかりません。


「......」の乱用というのは、ラノベではよくあり、この作品でも多々見られます。


それはまだしも、上記の表現はどうなんでしょうか?


「......」は無言の台詞です。音はないにしても、心はなにかを語っていることを示すと思っています。


読点「、」は、「意味の切れ目」です。文章の最後に使いませんし、「無言」の後に使う意味もわかりません。


そもそも小説では通常、台詞内の最後の句点「。」さえ省くのが通例なのに、「、」が最後にあるのは何とも気持ちが悪い。


見た目的にも、どうにもバランスが悪く感じます。


著者は、いったい「......、」でなにを表したいのでしょうか?


また、「......、不幸だ」という表現もありました。


読点は意味の区切りとであり、読みの区切りでもあります。


つまり「間」です。


「......」も「間」であり、重複した意味に感じます。


「......不幸だ」となにが違うのか......。


他にもいろいろとらえ方に悩む表現がありました。


1 件のコメント :

  1. ちょっと追記。
    2巻以降のためかもしれないので本文の感想には書きませんでしたが、「超能力」と「魔術」の対比がもっとあってもよかった気がします。
    「異能の力」として、「超能力」「魔術」「主人公の力」の3つが出てくるのですが、1巻の内容では「超能力がなくても話が成り立たないか?」という感じがします。
    特に活躍を期待していたビリビリ娘は、前半の登場が伏線で後半に出てくるのかと思ったら、そのまま出てこないで終わりました。
    これも2巻以降のためのものなのかもしれませんが、この1冊の中では「ビリビリ娘もいらなくない?」と思えてしまいます。
    とりあえず、2巻まで読んでみようかな……。

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