2011年5月5日木曜日

TOMBOの為にSugarSyncかDropboxか?

XOOMのレザー系のバッグでカッコイイのを探していたのですが、まあまあよい感じののが出ましたね。

私としてはキーボード付きケースも欲しかったので、キーボードなしの時は袋型でもいいかなと思ったのですが、なんだかんだとやはりスタンドが欲しくなるので立たせることができるものを探していました。

amazon.comではいくつか他にもスタンドになるのがあったのですが、デザインが今ひとつ気に入らなかったんですよね。

ただ、輸入品だから少し高いかな。

 

……まあ、それはともかく本題へ。

 

http://guym.jp/2010/08/androidtombo.html

 

上記のブログで悩んだTOMBOのAndroidアプリに関しては、颯爽と現れた救世主により「miniNoteViewer」という神ソフトが授けられて、TOMBO難民は救われたのでした。

フィルタ機能こそありませんが、最初は中身が見られるだけのソフトだったのが今では編集まで対応しています。

本当に作者様には感謝です。

 

さて。

アプリはこれで問題なくなったわけですが、問題はデータをどうやってAndroidとPCで共有化させるかと言うことです。

この点、WindowsCE時代はなにも考えずに標準機能でフォルダ同期をとれば済んでしまったのですが、Androidはそのあたりが弱いので、ファイル同期ソフトを使うしかありません。

ちなみにファイル同期で私が一番気に入っていたのは、OSを問わなければ「Windows Live Sync」でした。

今はMeshになってしまい、XP環境が残る私には辛いものになってしまいましたが、一番問題なくシンクロできる安定したソフトでした。ただ、このLive Syncは常に動いているPCが必要でした。うちは自宅サーバーがあったので良かったのですが、ない人はMeshになって良かったでしょう。5MB分のクラウドサービスとの同期もできるようになったので、自宅サーバーがなくても問題なく使えるようになりました。

そこで、このMeshがAndroidにもあるとそのまま使えて良かったのですが、残念ながらMSは諸事情から作ってくれなさそうです(笑)。

MeshとAndroidの「sorami」という優秀なSkyDriveアクセスソフトを組み合わせる手もありますが、残念ながら「sorami」は同期ソフトではありません。ダウンロード&アップロードソフトです。

 

そこで著名な同期ソフトであるSugarSyncとDropboxを試すことにしました。

以下の長所と短所を書き出したいと思います。



 

■SugarSync

○クラウド容量が多め。

○同期フォルダを自由に、複数選べる。

○ちゃんとした同期ソフトで同期フォルダの中身はAndroid側にもすべてコピーされる。

○PC版には、Webインターフェイスとアプリの両方が用意されている。

△PC側の同期は自動だが、Android側は手動。

×設定等がわかりにくい。仕組みが理解しにくい。

×アクセス管理の問題か競合が起きやすく、コピーファイルが増量されやすい。

×たまにファイルが消える。

 

■Dropbox

○設定等が非常に簡単。

○動作が安定し、無駄な競合やファイルが消えるなどのトラブルがほとんど起こらない。

○Android側にパスワードロックをかけることができる。

△Webインターフェイスしかない。

×容量が少なめ。

×同期フォルダの指定は1つだけで、選んだフォルダの中に必ず「Dropbox」というフォルダが作られ、その中のファイルのみ同期対象となる。

×Androidでは同期時にはファイルがローカルにコピーされない。使用時、もしくは明示的にダウンロードを選んだ時、初めてローカルにコピーされる。

 

私は最初、SugarSyncを使っていました。

理由は――

 

・PC同士では「マイドキュメント」すべてを同期させ、Androidではその中の一部だけを同期させている。しかし、Drpoboxではその設定ができない。Dropboxで行うとするなら、PC側で「Dropbox」フォルダを「マイドキュメント」に設定し、Android側ではダウンロードしたくないファイルを触らないようにする……という対処。

 

・Androidで同期したファイルは、すべて自動的にローカルに保存されて欲しい。そうしないと、miniNoteViewerでオフライン時に内容確認ができなくなってしまう。またオンラインでも、対象テキストファイルをDropboxから一度ダウンロードさせないと見られない。

 

――という2つの理由からでした。

 

しかし、しばらく使っていると前述した競合ファイルコピーが多発したり、ファイルが消えてしまう事件が起きました。PCとAndroidだけなら問題はなかったのですが、そこにさらにPCが2つ加わるとこのような問題が多発します。

これはさすがにやばいです。

そこで仕方なく、Dropboxに乗り換えました。

 

Dropboxの問題の対策としては――

 

・「マイドキュメント」の同期は別のソフトにやらせる。今のところ、XPをWindows7にして、Live Meshをいれる予定。

 

・TOMBOのデータだけは、オフラインで使用できるように先にコピーしておく。

 

・オンライン時にTOMBOデータを見る時は、DropboxからminiNoteWiewerを呼び出す。

 

実は最初に純正クライアントではなく、サードパーティのクライアントを捜したのですが、その時に見つけたのが「Titanium Media Sync」というソフトでした。説明を読んでこれはすばらしいと、とりあえず購入してテストをしたのですが希望通りの動作ではありませんでした(返金は間に合わず。昔のように1日にしてほしいなぁ。15分じゃテストもできないよ)。

このソフトは、接続先としてDropboxとFTP/SFTP/FTPSに対応しているソフトで非常に良くできているソフトです。

ただし、同期ソフトと言うより、これはバックアップソフトに近い動きをします。

双方同期ではなく、基本的にローカル側の内容をネットワーク側(Dropbox等)にバックアップする動きをします。

 

1) Dropboxからローカルに同期

これは実行すると一度だけ行われます。ローカル側の指定フォルダの中身はすべて削除されます。そしてDropboxの中身がすべてローカルにコピーされます。

 

2)ローカルからDropboxに同期

これは監視されて変更が発生する度に更新されます。これはDropboxの中身がすべて削除され、ローカルの内容がすべてコピーされます。

 

このような動きですので、バックアップやたまにしか発生しない同期ならば問題ないのですが、頻繁に複数の変更が発生する場合に非常に面倒です。

ただ、丸ごとバックアップには使えます。そのため、TOMBOデータをオフラインで使うために、これを使ってローカルのDropboxフォルダにデータをコピーしておきました。これでオフラインでも利用できるようになります。

 

ただし、これまた注意があります。

TitaniumでコピーしたファイルをDropboxの同期プロセスは対象にしてくれません。

例えば、Dropboxにある「A.txt」というファイルをTitaniumでAndroidの中にコピー(同期)します。

Android側で「A.txt」を編集します。

その後、Dropboxで同期します。この時、最新版はAndroidの中にある「A.txt」になるはずです。

しかし、TitaniumでコピーしたファイルをDropboxは認めてくれず、ネットワーク側にあるファイルをローカルに上書きコピーしてしまいます。

なので、Titaniumでコピーしたデータは見るだけにするか、もしくは編集後にDropboxに書き出すことになります。

ということで、あくまでキャッシュ的に使用するのがよいでしょう。

 

それから、DropboxからminiNoteViewerを呼び出す時には、ファイル名の途中にピリオドが入らないようにしてください。ファイル名の途中にピリオドが入り拡張子が正しく解釈されないと、miniNoteViewerが呼び出せなくなります。

 

今回は、こんな所で。


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