先日、ちょっと立ち読みして買ったのがこの漫画。
サッカー漫画は数あれど、監督が主役の珍しい漫画です。
絵は、今ひとつな感じですが、見るのには困りません。
スポーツ系の熱い漫画が好きな人には、お薦めできます。
舞台は、台東区にあるプロのサッカークラブ。
この舞台がまたよい。
私の元地元で、親近感がわきます。
クラブのマスコットキャラが、カッパ橋から取ったのかカッパだったり、応援に雷門の垂れ幕があったりと、台東区カラーがしっかり出ています。
しかし、このサッカークラブは、実に弱い。
あまりに弱すぎてつぶれそうなぐらい弱い。
それを強くするために召喚されたのが、若くて破天荒、しかし天才的な戦略を練れる監督である主人公。
彼が弱小チームで、いかにして強大な敵を倒せるように強くしていくのか......という話です。
まあ、若いと言っても35才。この主人公の年齢も、少年漫画としては高齢でしょう。
ところで、サッカー監督が主役の漫画は珍しいのですが、実際の基本構図はそれほど珍しくありません。
一番簡単なところでは、教師物でしょう。
他の教師とは違う、若くて破天荒な教師。
最初は周りからバカにされたり、疎外されたりしながらも、戦っていく。
そして、少しずつ成果をあげることで、生徒や教師たちからも認められていく。
最後は、だめなクラスや生徒を生まれ変わらせる。
ちょっと前に流行ったので言えば、「GTO」や「ROOKIES」などもこのパターンです。
このパターンはむかしから人気があり、私も好きなパターンです。
頑張って、認められる、見直される、驚かし感動を与える。
たぶん、その部分が熱いポイントなのでしょう。
無駄だと思われたのに、頑張って成し遂げる......その姿を見せることこそ、この手の話の共通テーマなのかもしれません。
頑張っている姿は、見ている物を熱くし、惹きつける魅力があるものですよね。
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