最近、少女漫画らしい少女漫画を読んでいませんでした。
そんな中、久々に「これは!」という漫画を読みました。
マーガレットコミックの「君に届け」という少女漫画です。
見た目がなぜか怖く、暗いイメージで「貞子」というあだ名をつけられた、主人公の「爽子(さわこ)」。
にっこりと笑うだけで、周囲を恐怖のどん底に落とし、目を数秒合わせただけで呪われるという噂を立てられ、友達の一人もいない彼女。
そんな彼女が、ある男の子との出会いから、友情と恋を知っていくという話です。
これだけ読むと、非常に「くさい」のですが、内容的にはギャグがふんだんにありコミカル。
しかし、友情物の部分など熱く、ちょっと目頭まで熱くなってしまいます。
人に嫌われながらも、人を嫌わず、純真さを忘れない主人公と、それを受けとめる女友達とのやりとりがある2巻は特にお薦め。
読んでいて、一緒になって「よかったね」と言いたくなります。
純少女漫画と書きましたが、恋愛要素だけでまわっている感じはしません。
むしろ、キャラクターもいきいきとしており、人間模様もきちんと表現されています。
とくにキャラクターたちの行動は、太古のお約束どおりではなく、すんなりと受け入れられる行動を取ります。
周囲のキャラクターたちと一緒に、変化していく主人公。
6巻ぐらいから主人公の恋愛話が本格稼働。
ここから、べたべたの恋愛物になったら、ちょっと読むのも辛いかもしれません。
しかし、ここまでの展開から、きっと「ドラマ」をもりあげてくれるでしょうと、期待できる漫画です。
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