2009年7月31日金曜日

Ziiをググると、ガンダムになってしまう!!

フレの夜凪氏の中で最近ブームになっている、H.264の圧縮動画。

DivXを仲間内で主流でしたが、H.264の魅力にはまった夜凪氏は、動画変換しては「きれいで小さい」と感動の嵐のようです。

実際、確かにきれいで小さく、CPUパワーを食うということ以外は、すばらしい圧縮方式です。

私も、ビデオカメラでAVCHD(これも映像はH.264)を使っていますが、そのサイズの小ささときれいさには驚いています。

まあ、それならばさっさとH.264系に乗り換えてしまえばいいという話もありますが、それがなかなかできずにいました。

一番の原因は、上に書いたとおりCPUパワーを使うと言うこと。

つまり、再生できるマシンが少ないと言うことなのです。



 

私の場合、普段持って歩いているのは、Willcom03です。

これにCorePlayerを入れて、H.264のレベル4を再生してみましたがちょっときつい(レベル3ならいけるのかもしれませんが、まだテストしていません)。

PSPもレベル3ならいけるのですが、レベル4までいけるような端末はありませんでした。

また、テレビ接続するメディアプレーヤーでも、H.264に対応したものは少なかったのです。

結果、DivXを中心に使っていました。

 

しかし、最近はPSPでもPS3リモートプレイを使うことで、H.264レベル4のデータを見ることができるようになりました(たまに音がきれますが)。

それに、H.264に対応したテレビ接続できるメディアプレーヤーも出てきました。

 

【PC Watch】 DIGITAL COWBOY、H.264対応の2.5インチNAS/メディアプレーヤー ~インターネット経由のファイル操作やストリーム再生も可能

 

携帯端末でも、Snapdragonのような高速タイプのWindows Mobile機ならいけるかもしれません。

また、近い将来にTegraが来れば、余裕で1080pを余裕で再生できるでしょう。

携帯端末でも、いちいち変換しないで、HD画質のH.264を手軽に再生できる日が来るわけです。

これはそろそろ乗り換えの時期なのかもしれません。

ただ、上にも書いたとおり、今はまだ03じゃ動作が重いし、PSPは大きすぎて持ち運びたくないので、しばらく待ちだろうな……と思っていました。

 

そんな中、クリエイティブの子会社「ZiiLABS」が「Zii EGG」というマシンを発表しました。

こいつは、オリジナルチップ「ZMS-05」を積んで、なんとフルハイビジョン動画の再生をサポートするというのです。

 

クリエイティブが従来の音楽プレーヤーを超越した「Zii」を発表、最大64GBの記録容量やHD動画再生機能、Android対応も – GIGAZINE

 

上記の記事を見るとわかりますが、ほぼ全部入り。

しかも、Androidを積んだモデルも予定されています。

AcerがAndroid搭載ネットブックをだすという噂や、ソニーがウォークマン等にAndroidを採用する、またAndroid+Snapdragonの高性能端末をソニエリが出すなど、これから波が来そうなOSの筆頭です。

個人的にも期待しており、ZiiのAndroidモデルが手頃な値段で買えるとなると、私の物欲が留まることを知らないぐらいふくれあがり爆発して、その爆風の晴れる前には、すでに私の手の中でZiiが動いていることでしょう!

というわけで、いまからわくわくしている状態です。

でも、同じタイミングでソニエリのマシンがauからでたりしたら、かなり迷うだろうなぁ(笑)。

 

え?

 

家を買って、それどころではないだろうって?

 

…………。

 

つまり、あれだ……。

 

それはそれ、これはこれだ!!( ゚Д゚)

 

あ、ちなみにタイトルのことですが、「Zii」の情報が他にないかなとググってみたら、「MSZ-008 ΖⅡ」ばかりでてきてしまったというだけの話です(笑)。


2009年7月27日月曜日

あなたの水道代、おいくらですか?

ご存じの方もいると思いますが、私はかなりアバウトな性格でズボラーです。

そのためか、今までなんとなく電気代とかガス代とか適当に払っていました。

ただ、家も買ったことだし、家計のためにちょっと支払関係も見直して見ようかな……と思ったのが、今回の事件の始まりでした。

……いや、もう事件はずっと前から始まっていたのです。



 

特に考えなしで払っていた光熱費の領収書を眺めていて、ふと気になる数字が目に入りました。

最初見たとき、電気代かと思ってしまいましたが、それは電気代ではなく水道代。

あれ?

水道代ってこんなに高かったけ?

いやいや。

前はこんなに払っていなかった気がするぞ。

 

なんか妙に高くないか、これ……。

 

とりあえず、ネットで調べたり、友人たちからリサーチ。

すると、だいたい1人暮らしで3,000~5,000円(上下水道あわせて)。

4人暮らしで、多めだと1万円いかないぐらい。

4人暮らしで、2万円とか行ってしまうと、かなり多いようです。

試しに水道局に電話して聞いてみましたが、小さなお店をやっているところで2万円台という話でした。

もちろん、水道代は場所によって単価が違うのですが、目安としてだいたいそのぐらいというのはまちがいないようです。

 

しかし、そうなると、やっぱりうちの水道代は異常に高いのです!!

 

image

 

3人家族(今は4人家族)で約30,000円って、通常の3倍ぐらいの額じゃないですか!?

 

赤い彗星もビックリですよ!!(笑)

 

ふと思いだしてみれば、なんかここしばらくこんな金額を払っていたような気もします(笑)。

しかし、100立方メートル=100,000リットルですよ!?

そんな量を2ヶ月(水道代は2ヶ月ごとの請求)の間に3人で使っていたというのですか!?

あり得ないような量です。

 

確かにうちはまったく節水していないかもしれません。

顔を洗うときに水を流しっぱなしにするし、歯を洗うときも無駄があります。

風呂でもシャワーを多用しますし、たまに洗車もします。

(シャワーなどは1分間で12リットルでるらしい)

それでもなんか多い気がします。

 

どっかで漏水しているんじゃないかと疑い、すべての水をとめて、大元のパイロットメーターを観察してみましたが……ちゃんと止まっていました。

つまり漏水していないことになります。

 

じゃあ、メーターが壊れているかもしれないと思い、試しにメーターを観察してみました。

金曜日夕方~土曜日夕方(この間、風呂を2回入れている)で、使用量が1.4立方メートル=1,400リットル。

土曜夕方~日曜夕方(風呂なし)で、0.9立方メートル=900リットル。

そこから風呂をわかして私1名が入ると、約0.25立方メートル=250リットル。

土曜日夕方~日曜日夕方(風呂あり)だと、1,150リットル。

一般的な湯船で150~200リットルぐらいっぽいので、使用量としてはたぶんそんなもんなんでしょう。

つまり、メーターも壊れていないっぽいわけです。

 

湯船を200リットルと仮定して、一人が風呂にはいるときに使うのが50リットルだとすると、3人で150リットル。

つまり、風呂だけで1日350リットル使用することになります。

例えば、1日1,150リットル使っているとすれば、風呂以外に800リットルの水を使っていることになります。

 

ただ、例えば大目に見て1日1,200リットル=1.2立方メートル、それを60日間使用したとしても、72立方メートルにしかなりません。

100立方メートルになるというのは、28立方メートル足らないことになります。

シャワーが1分間に12リットル出すとして、28立方メートル=28,000リットルの水を使うには、シャワーを約39時間出しっぱなしにしなければなりません。

すると2ヶ月間毎日40分弱の間、水を出しっぱなしにしていなければならない感覚です。

 

まさか、水を盗まれているのか!?

 

そんなことまで考えたくなります。

確かに外水洗があるので可能ではあります。

しかし、ちょっと考えにくいと言えば、考えにくい話でもあります。

ただ、一応使用できないようにするなどの対策は取った方がよいのかもしれません。

 

仕方ないので、しばらくメーターを観察してみることにします。

また、少し風呂、洗顔、歯磨き、洗濯などで、節水を心がけてみることにしてみましょう。

結果は、次の請求時にでもまた……。


2009年7月23日木曜日

家のオプションで鼻血も出ない!

建売はしょせん建売です。

基本的にできあがっているものなので、壁紙一つ選べません。

ただ、今回は完成前で、好意でいくつか好みを入れてもらうこともできましたが、標準でないものはすべてオプション=別料金なのです。

しかも、所詮は安い家ですから、例えば網戸さえオプションです。

とにかく、標準外のことには金が何でもかかってしまうわけです。



 

さて。

家の購入が決まった我が家ですが、残念ながら家自体でこることができませんでした。

しかし、せっかくだから自分たちなりの色を出したい。

ということで、せめてインテリアと庭周りのエクステリアはこってみようということになりました。

もちろん、貧乏金なし我が家ですので、いきなりはそろえられませんし、あまりに高いものも無理。

まあ、なるべく身分相応のもので、少しずつ、できるだけ頑張ろうというわけです。

 

しかし、「金ができたら」と悠長なことを言っていられない部分があります。

それが、家のオプション。

この建築会社はオプション課というのがありまして、スタンダード以外のオプションはそちらで追加注文することになります(と書くと、どこの建築会社だかすぐにわかっちゃいそうw)。

スタンダードでついてくるものを差額で変更したい場合は、もちろん家ができる前にそこに連絡してオーダーしなければいけないわけです。

そこで、オプションをいろいろと考えたわけですが、上のように身分相応で……という話のはずが、栞御前からはあれもこれもと要望が出てくるわけですよ!(笑)

とりあえず、私から出した要望も含めると、選別して以下のようなものが残りました。

 

・換気扇はメンテナンスフリーの最上級がいい。

・IHコンロに変更したい。

・食器洗浄乾燥機がほしい。もちろん、キッチン内蔵型でリンナイの一番いいやつ。

・システムキッチンを引き出し型のものに変更したい。

・浴室乾燥機をつけたい。

・1Fの和室を洋室にしたい。

・庭にコンセントをつけたい。

 

下の3つが私と御前の両方からの要望だったのですが、すべて合わせるとかるく50万円オーバーになりました。

この他に、冷蔵庫を買い換えたい、食器棚が欲しい、エアコンも……って、引っ越し代も他にかかるのに、いくらあれば足りるんだよ!!(つд⊂)

 

……というわけで、すべてをとてもかなえるわけにはいかず、とりあえず上のオプションについて一つずつ話し合いました。

 

・換気扇はメンテナンスフリーの最上級がいい。

システムキッチンは、ちなみにMIKADO製。

最初からシロッコファンのフードのでかい換気扇がついているのですが、スリムで掃除が簡単なタイプが欲しいというわけです。

これ、新規に購入するより差額は1万以上安かった(+工事費もかかる)ので、最初から入れることにしました。

もちろん、他のオプションも含めて言えますが、あくまで「差額」なので本来は安くありません。

「標準の換気扇の値段+差額=交換の換気扇の値段」になると考えればかなり高いのですが、どうせ標準の換気扇だけ売ったりするのは面倒ですからね……。

ちなみに、なぜこれを認めたかというと、栞御前が掃除や片付けが下手……というか、本当にしない人だからです。

だらしなく横着な私よりも酷い。今さら治せと言って治るわけもない。そして、もちろん私もやらない(笑)。

なので、なるべく楽ができるものを選ばないと面倒だと思ったわけです(笑)。

 

・IHコンロに変更したい。

栞御前曰く「掃除が楽」。つまりこれもそういう理由。

とってつけて、「子供と一緒に料理をするときも安心だし」とか言っていましたが、そんなのはおまけです(笑)。

ちなみにこれも、のちのち追加でつけることを考えると、工事費+本体代金より差額の方が安かったので、まあ良いかと言うことにしました。

 

・食器洗浄乾燥機がほしい。もちろん、キッチン内蔵型でリンナイの一番いいやつ。

食器洗浄乾燥機がなぜ必要かというと、つまり栞御前の片付けが……(略)。

ちなみにスチーム機能がないと、ほとんど実用的ではないと聞いていたのでスチーム付きに。

そうしたら、栞御前が自分で調べて、さらに潜在のかわりに重曹で洗える、殺菌機能のついたものを探してきました!(笑)

しかし、通常のスチームモデルと比べて、ちょっと金額が高すぎる……。

相談の結果、一番いい物ではなく、スチームモデルの標準的なもので追加することになりました。

 

・システムキッチンを引き出し型のものに変更したい。

昔ながらのものだと、シンクの下などは開き戸になっていますが、最近の流行は引き出し型です。

しかし、これを変更すると、定価時の差額よりも非常に高い差額が提示されてしまいました。

確かに引き出しが他の方が使い勝手がよいのですが、私は金額を聞いてその差額に納得がいきません。

これは相談の結果、御前にはあきらめてもらうことになりました。

だって、開き戸を引き出しにするだけで、小さなエアコンに食器棚まで買えちゃうぐらいの金額ですからね……。

 

・浴室乾燥機をつけたい。

これは最近の建売だと標準的についていることが多いのですが、うちには付いていませんでした。

安かったらつけようかと思ったのですが、思ったより高く、さらになんか電気代もかかるという噂も聞いたので、これもなしということになりました。

 

・1Fの和室を洋室にしたい。

1Fに和室が1室あるのですが、うちの使い方だと和室って使い道がありません。

本来、洋室より和室の方が高いのですが、もともと和室だったのを洋室に変更するということで金が取られるというのです。

畳を床にするだけなら安いのですが、どうせなので窓、扉の変更(間口の高さも変更される)に、押入をクローゼットに変更もお願いすることになりました。

意外に高かったのが、押入をクローゼットに変更する金額。扉が高いのでしょうかね。

ただ、最初の予定よりもLD部分が狭いので、LDの一部のようにするために和室の洋室化は必要。

ということで、これは行うことになりました。

 

・庭にコンセントをつけたい。

これはあると便利なのでぜひつけたいということで、つけることになりました。

ちなみに外水洗は標準なので問題なし。

 

というわけで、キッチンの扉タイプ変更以外の御前の要望はほぼOKとなってしまい、結局全部で40万円ちょっとのオプションとなってしまいました。

この金額は、引き渡し契約時に必要になるので現金を用意しておかなければなりません……が、そんな現金どこにあるのかしら!?wwwww


2009年7月21日火曜日

テキトーな不動産屋って多いみたいですよ

長々とした物件購入話でしたが、それに付随した話がいろいろと他にもあります。

以降は、そんな話を書いていきたいと思います。

最初は、今住んでいる借家でのトラブルです。

 

現在借りている家ですが、2年更新の最大2回更新可能というものでした。

つまり最大6年間、住むことができるというものでした。

短期の借家契約では非常に多いパターンじゃないでしょうか。



 

ちなみに、私の家も今年で6年目であり、契約の更新はもうできないということになっていました。

そこで私も3月ぐらいから、新しい家を探すことになり、この家の仲介をした不動産屋にいい物件がないか相談しにいったのです。

ところが、そこで話して初めて私も気がついたのですが、更新しない旨の通知がまだ私のところに届いていなかったのです

7月が期限なので、契約的には6ヶ月前の1月や遅くても2月には、私のところに「更新しない」という通知が来なくてはいけません

じゃあ、「更新できるということじゃないの?」となりますが、上にも書いたとおり契約時に「6年以上の更新はできない」と言われていました。

こうなると、どうなるのか今ひとつあやふやです。

 

たぶん大家さんも忘れているのだろうと思い、不動産屋さんに大家さんに連絡して、具体的に今後どうなるのか決めて教えて欲しいとお願いしました。

「通知が来てから6ヶ月後に家を出ればいい」のか、また「その時の更新料はどうなるのか(全額なのは割合で払うのか)」など、どうすればいいのかなどの疑問点です。

こちらとしては、7月というクソ暑い時期に引っ越しはしたくありませんから、延長できるならそれはそれで助かります。

新しい家を探す時間もできますし。

ただ、だからといって、最大で6ヶ月の延長のために、2年分の更新料を払うのはばからしいわけです。

その辺の事情も話して、不動産屋に詳細を連絡してもらう予定でした。

もちろん、次の借家候補も探して送ってくれるように頼みました(この段階では家を買うつもりがなかったので)。

 

しかし、それからしばらくして新しい借家の候補は来たものの、肝心の更新の話がまったく来ません。

催促を一回するものの、音沙汰なし。

物件情報も2回ぐらい資料を送りつけてきただけで、それっきり。

だからといって、こちらもなにもしないわけにはいかないので、次に住む家を他の不動産屋で探していたわけです。

 

ところが、6月の末になっていきなり、「2年間更新する」という書類が送られてきたのです。

 

たぶん、大家さんの都合であと2年ぐらい貸しておきたくなったのでしょう。

これはもちろん「更新しない旨の通知」ではないので、6ヶ月前に送ってこなくてもいいわけです。

しかし、3月には相談しに言ったにもかかわらず、それ以降に何の連絡もよこさず、6年しか契約できないと言っていた物件を6月になって「更新します」と言われても、こっちにも都合というものがあります。

普通、7月解約の物件に住んでいたら、6月には次の物件を決めているものです。

また、こちらも「6ヶ月の猶予があるなら、短期延長ができるか相談してください」と言っていたのにもかかわらず、まったく無視でいきなり「更新するかしないか」の二択にさせられてしまったのです。

 

もちろん、不動産屋に電話を入れて交渉しました。

こちらは6年が限界だと聞いたから出て行く用意をしている。しかし、6ヶ月前の告知が来ていないから、短期延長をしたいと。

すると不動産屋は、2年契約をしてもらって、途中解約をしてもらうしかないと言います。

そうなれば、更新料はすべて2年分で払わないといけません。

こちらはそれが何とかならないかと、あらかじめ相談していたのですから、それに対応せずにいきなりそんな主張をされても受け入れられるわけがありません。

 

そもそも、この不動産屋の対応には不満がありました。

不動産屋が仲介で不動産の売買契約や賃貸借契約において、必ず出てくるもののとして重要事項説明というものがあります。

これは、契約においてもっとも重要なことを書面と口頭で説明しなくてはいけないというもので、この説明をすることができるのが「宅地建物取引主任者」という資格者なのです。

契約前に、宅地建物取引主任者は宅地建物取引主任者証を提示して、重要事項説明書(35条書面)をきちんと説明しなくてはいけないのです。

逆にこれを省いた場合、重要事項説明書に記載されている内容の効力が失われる場合もありますし、借り主や買い主が一方的に契約を解除する要因とすることもできてしまいます。

ですから、不動産屋には必ず宅地建物取引主任者が1人は必要で、ぶっちゃけ「説明するだけの資格」と言えますが重要度は高いのです。

 

実は、この家の契約をするとき、きちんとこの不動産屋の宅地建物取引主任者から説明を受けていないのです。

 

資格のない者が説明したので、そのことを問うと「すいません」というだけで終わらせられてしまったのです。

ただ、契約の時期が急ぎだったので、とりあえずあとで説明してもらえるのだろうと思っていました。

それで話を進めてしまったのですが、その後にも宅地建物取引主任者による説明を求めましたが、結局はしてくれませんでした。

要するに、いろいろといい加減なのです。

 

まあ、更新の交渉の方は折り合いがついて、11月末までということで約1/4の更新料ですませることになりました。

また、未払時の保険の方は、今まで未払などはなかったので入らないで済みました。

結果、別のところに越して11月まで末より安く妥当な金額で話がついたので良かったのですが、この不動産屋だと退出時の敷金でももめそうです。

契約書を見ると、ハウスクリーニング特約や小修繕特約など、すでに判例で無効だったり意味がないものがいくつかあります。

 

敷金の問題は、実は前にももめています。

 

賃貸で一番もめるのは、この敷金の話ではないでしょうか。

詳しい話は調べてもらうとして、簡単に言えば敷金は未払などなければ基本的にすべて返してもらえるお金です。

解約時にいろいろと敷金から差し引かれたりしますが、ほとんどでたらめです。

例えば、これは前にも書いたかもしれませんが、不動産業界の某大手「エイ○ル」で借りたときのことですが、解約後に電話がかかってきて……

 

「敷金のことですが、原状回復やクリーニング代で本当は敷金では足らないのですが、敷金分だけでおまけしておきます。そのため、返金はありません」

 

……と言うのです。

 

( ゚Д゚)ハァ?

 

という感じです。

敷金は、未払などがあった時のために一時的に不動産屋へ預けているお金です。

それは不動産屋や大家が自由にしていい金ではなく、あくまで私のお金なのです。

それを電話一本で、「なにに使うのか?」という説明も明細もなく、「返しません」というだけではなく、「本当は足りないけどまけてやる」と恩着せがましい言いよう……何様なのでしょうか。

 

もちろん、そんな話では納得できず、「明細を送ってください。話はそれからです」と言うと、「特に明細などはありません」と答えるわけです。

明細もなく、どうやって計算したというのでしょうね。

それに普通は、立ち会いで返却する家のチェックをしたりもするものですが、それも一切なしです。

 

私は怒りながら、明細を作って送るように言いました。

すると、内容はとんでもないものでした。

ハウスクリーニングで10何万円と、やたらに高い。

特に問題のない壁紙などの交換や、すべての電灯の交換代金まで入っています。

なんでリフォーム代までこっちでもたなければならないのかと……。

まあ、6年間お世話になった家と大家さんですから、多少なら出してあげようという気にもなりますが、さすがにこれはありえません。

 

結局、この時も交渉でクリーニング代の一部は出してあげましたが、それ以外は返金してもらいました。

今の不動産屋は「エ○ブル」よりもまだましそうですが、それでも特約を見ているとこの家でもちょっといろいろと一悶着ありそうな予感ですね。

みなさんも、敷金に関してはちゃんと返してもらった方がいいですよ。

通常の使い方で生じるキズや汚れ(経年変化・自然損耗)の補修費用って、ちゃんと家賃に含まれるものなんです。

それらをさらに敷金から取るって大間違いですからね……。


2009年7月20日月曜日

芳賀家史上、最大の衝動買い!? ~最終回~

「買わない方がいい」という私と、「買いたい」という栞御前の意見がぶつかったこと自体は別にいいのです。

しかし、その時の御前の態度が、私にはわがままにしか見えませんでした。

前回にも書いたのですが、まるでだだっ子のようにふくれた顔をしたのです。

その顔を見たとき、非常に腹が立ちました。

「本当に考えているのか?」と、偉そうに怒りたくなったのです。



 

ところが、あーた!

 

候補その3~The Ultimate 新築物件~を見たとたん、


態度を変えましたよ、この男は!!wwwww

 

まず、もっとも心配していた駅までの徒歩。

法律上、不動産情報の記載で、80mが1分として数えられます。これは決まり事です。

駅まで徒歩10分ならば、駅まで約800mということになります。

しかし、これはほぼ直線距離などで語られる場合が多く、正しいものではありません。

今までもいくつも紹介を受けてきていますが、駅までの徒歩時間で書いてあるものが現実的ではないものは多々あります。

特に私の経験だと、「徒歩20分」以上はかなり怪しいです。

「徒歩15分」あたりは、「ちょっと早足で歩けば確かに15分ぐらいかな」という感じです。ゆっくり歩いたら15分じゃつかないでしょう……程度です。

それに対して、「徒歩20分」になると「これ、20分はちょっと無理だろう」というものがほとんどです。

我々の予算内で紹介を受けてきた物件も、そのような徒歩20分というのがいくつかありました。

その中で候補その1と2は、徒歩15分でましな方だと言えるでしょう。

しかし、その3は、さすがUltimate!

その1と2をはるかにしのぎます!

なんと……

 

徒歩10分圏内!!

 

「たかが5分」とおっしゃるかもしれませんが、さっきも書いたとおり不動産表示上だけでも400mは変わります。

実際は、もっと差が出るでしょうし、その差はもろに価格にでます。

それは我々にとって、神の領域に近い。普通なら、うちがまともな大きさの家を買える距離ではないのです。

その夢の距離が我々の目の前に!(笑)

ただし、最寄りの駅が1つずれてしまいます。

が、それでも大して利便性は我が家にとっては変わりません。

つまり、OKOK!

 

次にバス停から2~3分という条件。

駅まで10分で歩けるならバス停は別にいいだろう……という話もありますが、うちの母親は足腰が悪くてあまり歩けないのです。

さらに頻繁に通院しているので、バスは必須。

ちなみに現在の家は、バス停まで歩いて40秒ぐらい?

しかし、その3はなんと……

 

敷地をでてから20秒!!

 

ぶっちゃけ、玄関からでて敷地をでるまでの方が長いぐらいです。

これならうちの母親も文句はないでしょう。

 

それから建物の構造。

目標の4LDKは、最低限6畳4つに15畳ぐらいのLDKがあればなんとかなるかな……と思っていたのですが、ほぼ希望通りです。

7.5畳+7畳+6畳+6畳の4室に、14畳のLDK。LDKが少し狭く、収納をうまくおさめられるような壁がないのが残念なのですが、それでも贅沢は言えません。

収納に関しては、各部屋にもちろんありますし、1部屋には1坪サイズのウォークイン・クローゼットがついています。

ベランダも4畳分あるので、2階の洗濯物スペースもそれなりにあるでしょう。

ただ残念ながら、風呂は1坪タイプでした。1.25坪以上の風呂が良かったのですが……これも贅沢ですね。

 

日当たりに関しても、問題がなさそうです。

実はある意味で角地(?)なのですが、諸事情により少し家が奥まって配置されます。

また家の側面(南南東側)にマンションが建っていて日当たりが辛いかと思ったのですが、マンションの建物とうちの間には空間が空いており、そのために普通に日が当たります。

また南西から西側は道なので、南西からの陽射しは良く当たりそうです。

一部屋だけちょっと日当たりが悪くなるのですが、その部屋には2つのトップライトがつけられます。

 

というように、条件的にはかなりいいのですが、これだけでは別にそこまで騒ぐ話でもありません。

実は、この物件のスペックで飛び抜けてたのが、土地の広さなのです。

つめれば3台は駐められる、車2台分の駐車場があります。

さらに別に庭があります。

庭には、もう1軒ぐらい家が建ちそうです。

そう。土地の大きさはなんと……

 

57坪オーバー!!

 

今まで、駅から15分以上離れた30坪の家を買おうとして買えなかったというのに、徒歩10分程度で57坪ですよ!

意味がわかりません!!wwwww

スーパーとかも近いし、生活圏も便利そう。

これと言って、悪いところないですよ!!

こんな物件じゃ、絶対、今までで一番高いはずです!

どう考えても我々に買えるわけがないじゃないですか!

 

無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理!!

 

と、思ったら……

 

あーた……

 

ちょっと……

 

今までで一番安いってどーいうことよ?wwwww

 

なんか不動産屋さん、いろいろとコネクションを使ってくれましたよ。

非公開物件で条件も悪くないから、公開前から普通は大した値引きはしないものですが……なんかすごく値引きされています!

ちょっと詳細は話せませんが、半年ぐらい売れ残った建売ぐらいの値引き。

土地自体もすごく安くなってしまいました。

さらに上物。

ちょっとここで業者を書くわけにはいきませんが、安いことで有名な最大手。

調べてみると「安かろう悪かろう」みたいなところがあるようで、支店や現場監督によってかなり変わるとか。

欠陥だらけの酷い場合もあれば、普通に値段を考えたら相応の家が建ったところもあります。

こればかりは、不動産屋さんの情報を信じるしかありません。

一応、不動産屋から「この支店は問題がない。つきあいも長い」と言われ、その業者が作った別の建売を見せてもらいました。

室内ドア等に安そうなものを使用していましたが、確かに作りそのものは問題がなさそうでした。

 

まあ、建物構造でいろいろと遊べないのは残念ですが、その代わりに庭でいろいろと遊べそうです。

ウッドデッキは必ず作りたいな。

ああ、夢の露天風呂とか作れちゃうかも!

ガーデニングとかは続かない気がするからやらないかもしれないけど。

D.I.Y.とか、こり始めたらどうしましょう!!

 

……そうなんです。

 

あんなに栞御前をバカにして反対していた概夢は、


もうどこにも居なかったのでした!(笑)

 

なんというか……すいません、すいません。

まあ、もちろん未だに購入に関しては不安もあるんですけどね。

退職金も出ないような暮らしをしている私ですから。

ただ、なるようになるでしょう。

20年以上払っていって困ったら、売ってしまう手もあります。

大通り沿いに面しているので、店をやるにも適した土地です(将来、ここで店をやるのもいいかもしれないと思っています)。

上物には金をかけていないので、とんとんでいけるかもしれません。

また、実はその大通りが都市計画道路として拡張する話もあがっていて、その場合は一部の土地の買取対象にもなっています。

まだ計画段階なので、実際にされるのは100年とかかかるんでしょうけど、これが予想より早く決まって買取が発生するとさらに高く売ることもできますしね。

 

というわけで値段も射程内になり、契約も順調に終了。

無事にこの物件を購入することができました。

これが7月半ばの話です。

まだ建物ができていませんので引っ越しは数ヶ月以上先ですが、今から楽しみです。

ただ、いろいろと金もかかりますから、頭も痛いんですけどね。

 

実はこの話、他にもいろいろありますが、とりあえずこのタイトルではここまで。

現在の家の延長の話、栞御前の贅沢希望炸裂の家の追加オプションの話、そして予想外近隣の話など、またちょっとずつ書いていきます。

読んでくださった方、有り難うございました。


2009年7月17日金曜日

芳賀家史上、最大の衝動買い!? ~その拾~

仲はそれほど悪くないと思うのですが、私が理屈っぽいせいか口げんかをよくする我ら夫婦。

ただ、この時は「けんか」というわけではなく、意見が単に割れたというべきでしょう。



 

最初から思っていたとおり、私には家を買う資格がありませんでした。

大した貯金もなく、社会的信用も低く、きちんとした資金計画や将来性があるわけでもありません。

「買える」と舞い上がってみたものの、やはり現実がきちんと改めて教えてくれたわけです。

もちろん、2,000万円そこそこの家なら私でも買えたでしょう。

それで満足のいく家が手にはいるなら、借金しても頑張る意味はあるかもしれません。

しかし、不満を感じる安い家を無理して買うことに何の意味があるのでしょうか。

自分の家を持てば、固定資産税も発生するし、家のメンテナンスも考えなければならず、どんどんお金がかかります。

それならば、そこそこの借家暮らしで借金のないきれいな身(笑)で生きていった方が楽でしょう。

だから、資格がないというより、私自身は「買うべきではない」と思っていました。

 

しかし、栞御前は違いました。

私は上記のような自分の意志を説明しました。

そして、「買うのはやめよう」と提案しました。

だけど、すごい顔でふてくされてしまい、ここに来ても御前は家を買うことをあきらめられないのです。

「別に建売でもいいし、新築じゃなくても中古でもいい」……とにかく欲しいというのです。

考えも甘いし、そんななんでもいいみたいな感じで無理して買って何の意味があるんだと、何度も意見を言ったのですが、なかなか聞く耳を持ちません。

これでかなりもめました。

 

そして話し合った結果。

欲しいのも御前だし、私より金が借りられるのも御前。

ならば、「欲しいなら御前が自分で家を買えばいい」ということになったのです。

もちろん、生活に関しては協力しますが、今後の話はすべて御前が中心で話を進めること。

私は保証人になりますが、合算ではだしません(というか、申し込み予定の銀行で、私は通らなかったので出せなかったのですが)。

 

つまり、「欲しいなら買えば?」みたいな話(笑)。

 

ただし、チャンスはあと1回だけ。

次に紹介された物件が気に入らなかったり、審査が通らなかったりしたら、もう家の購入の話は今後一切なし。

この時点で、実は今の家を2年間だけ延長しても良いという連絡が入ってきていたのです。

そこで、購入の話が立ち消えた場合は、2年はまた同じところに住むことにする。

これが条件でした。

この条件で、しぶしぶですが御前も納得しました。

この話はすでに6月の話です。

我々の今後を決める時間ももうなかったことをさすがに御前もわかっていました。

 

これを決めて数日後。

不動産屋から、また連絡がありました。

そう。

ラストチャンスとなる物件の紹介をするというのです。

実はこの時、私は1つでも今まで紹介された物件のより悪かったら反対するつもりでした(買うのは本人ですが意見は言いますしね)。

もちろん、もうフリーオーダーなんてことは望んでおらず、建売なので構造の細かいところは文句を言うつもりはありません。

ただ……

 

・駅から徒歩15分圏内。

・バス停徒歩2~3分以内。

・4LDK。大型収納有り。

・30坪以上。

・駐車場2台以上。

・日当たり問題なし。

 

これだけはキープしようと思っていました。

特に、この中でも15分圏内というのがけっこうきついかもしれないと予想していました。

うちの最寄り駅で15分圏内だと、だいたい2,500~3,000万円の範囲になります。

土地単価40~55万円/坪。

50万としても、1,500万。建物が1,300万としたら2,800万です。

中古で建物価値がすでにないような物件だと、逆にその手の古い物件は土地が広くなるので40坪以上。

するとだいたい2,000万円台前半ということになります。

これも坪数をぎりぎり30坪で考えた場合ですが、30坪ぴったりだと車2台の駐車は難しいかもしれません。

 

いくら私より多く借りられると言っても、御前の給料はたかがしれています(笑)。

だから、「無理だろう」と実は思っていたのです。

まさか、あんな物件が来るとは思いもしなかったものですからね……。

 

(つづく)


2009年7月14日火曜日

芳賀家史上、最大の衝動買い!? ~その九~

今回は少しばかり住宅ローンの話をします。

これまたまちがっている内容もあると思われますので、雑談レベルで読んでください。



 

今までも少しローンの話は出てきていましたが、銀行からお金を借りるにはまず事前審査というのを受けます。

事前と言っていますが、この審査を通れば途中で何か問題でも起こさないかぎり、ローンを組むことができるようになります。

この事前審査は、銀行によってかなりボーダーラインが異なるようです。

A銀行ではまったく借りられなかったが、B銀行では3,000万円借りられた……というように、結果は大きく異なることも多々あります。

また、支店レベルでもまず通るかどうかが異なりますし、銀行は通っても保証会社でストップをかけられることもあるようです。

どの銀行を使うかによって命運はかなり変わるわけですが、普通の人はそんな情報を持っていません。

これは、不動産屋の営業さんの情報力に頼るしかなくなります。

U○Jは殿様商売でアンパイしか通さないとか、三○住○は最近通りやすくなったとか、地銀は金利が○○だけど通りやすいとか、いろいろな情報をもっている営業を捕まえることができるかどうかが勝負になります。

もちろん、余裕で通る人は関係ない話ですけど(笑)。

 

私の場合、事前確認が通らなかったと言いましたが、実はまったく通らなかったわけではありません。

いくつかの銀行で通ったのですが、そこでは借入の最高額が購入代金に届かなかったのです。

ちなみに栞御前と合算で挑みましたが、場所によっては御前の合算を認めないところがあったり、逆に私は0で御前だけにローンを組ませてくれるようなところもありました。

 

私が通らなかった理由は、やはり会社です。

自分で会社をやっている人は、自分の収入も会社の収入も潤沢でなくてはいけません。

また、当たり前ですが会社の経理がきちんとやられていることもチェックされます。

ただ、これらをきちんとしていても、個人で会社をやっている人は、一般的なサラリーマンの方に、ローンの組みやすさでまったく敵いません

たとえば、頭金を同じだけ用意した、年収450万の個人で会社をやっている人と、中堅企業で3年ほど働いている年収350万の人では、後者の方がローンが通りやすく、さらに場合によっては金額も高く借りられる可能性があります。

実際、私より年収が下の御前の方が、私よりも借入額が高くなりました(栞御前の会社はそれなりに大きい)。

さらに言えば、いつも金がなくて困っていて、たまに飯を私がおごってやっている弟の方が、私よりもはるかに高い金額のローンを組むことができてしまいます(払えるかどうかは別としてw)

それだけ社会的信用度が違うと言うことなのです。

もちろん、私の会社の経営がしっかりしていて、利益も右肩上がりなら話も違ったしょう。

 

ところで。

住宅ローンを組むときは、既存のローンがあると障害になります。

実際にはお金を借りていなくてもカードを大量にもっているだけでも障害になります(カードがある=ローンができる)。

車のローンや学費ローンもすべて問題視されます。

そのため、住宅ローンを組む前は、それらをあらかじめクリーンにしておくとよいかと思います。

ただ、前にも書きましたが、住宅ローン申し込み寸前にカードを大量に解約したりすると逆に怪しまれます。

また、過払い請求などを起こした場合は、ガード会社のデータベース上で事故があったというフラグが立ってしまい、銀行側はそこから「問題がある顧客」と判断する場合があります。過払い請求などをやった場合、住宅ローンの申込時にきちんとそのことを説明しておくのが吉でしょう。

 

ただし、大手上場会社に勤めていて、収入も平均以上ある人などだと、車のローンが残っていようが、カードを大量に持っていようが、ローンがすんなり通ってしまうこともあるそうです。

順調に経営されている上場会社に勤めているだけでも、審査がかなり甘くなるということのようです。

逆に小説家とか漫画家とかそういう類の方々は、例え売れっ子でも住宅ローンを組むことはかなり至難の業のようで、ほぼ現金勝負をしなければならないようです。

 

とにかく、実際の収入云々より、社会的信用度がどれだけあるかが分かれ目になるでしょう。

 

まあ、その壁を乗り越えたとして、今度は毎月の支払の問題があります。

つまり、金利。

これには、変動する金利で貸す銀行に対して、固定金利で金を貸す住宅金融支援機構のフラット35というのがあります。

 

住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)

 

フラット35はCMも流れたりするので、多くの人が名前ぐらいは聞いたことがあるでしょう。

35年間定額の金利ですが、通常はその時の銀行金利に比べてかなり高く設定されています。

例えば今後、景気が急激に良くなった場合、銀行金利が上がる可能性があります。

その時、銀行からお金を借りている人たちは、月々の支払を多く払わなくてはいけなくなる可能性があります。

逆にまだまだ景気が大きく変わらないとすれば、フラット35よりもかなり安い金利で済むことになります。

これは一種の賭けですので、その時の情勢を見ながら銀行にするか、フラット35にするかを選ばないといけません。

 

ちなみに最近言われているのが、「フラット35の審査は通りやすい」という噂。

どうもそのようなのですが、これも実は裏があるようです。

住宅金融支援機構に直で申し込む場合ではなく、銀行の窓口から申し込む場合に審査が通りやすい……というような話のようですね。

銀行にしてみれば、最終的に自分たちの負担になりませんし、申し込み受付をすることで手数料のようなものが銀行にはいるようです。

また、その手数料部分は銀行によって違うらしいので、同じフラット35でも申し込む銀行によって値段が変わるという話もあります。

フラット35を考えている人は、いくつかの銀行で問い合わせしてみた方がよいでしょう。

手数料が高い方が通りやすくて、安い方が通りにくい……なんてこともあるのかもしれませんね?(笑)

 

さて。

ここまで住宅ローンの話を書きましたが、次は本題に戻ります。

要するに、私は限度額が低すぎて希望の家を買う資格がありませんでした。

しかし、収入は少ないけど社会的信用度が高い栞御前の限度額は私より上であり、候補その2を買うことはできないにしても、もう少し安い家ならば買うことができるかもしれない……という希望が残ったのです。

そしてそこに、私も栞御前も「まじでっ!」と思わず驚くような、運命の物件と出会うことになるのです。

これが6月初旬のことでした。

 

(つづく)


2009年7月10日金曜日

芳賀家史上、最大の衝動買い!? ~その八~

今の自宅から歩いて1分のところにある「候補その2」の購入に向けて、いろいろと家の構造を考える毎日で、私は大きな悩みにぶつかってしまいます。

それは始めからわかっていたことなのですが、具体的に考えると最初の予想よりも大きな問題でした。



 

それは日当たり。

 

周りは家に囲まれていて、しかも家と家のすき間があまりないのです。

歩いてすぐなので、朝、昼、夕と現地に出向き、日当たりを計測してもみました。

すると、ベランダを作ろうとしていた位置の日照時間が非常に短いことがわかるのです。

また、どうやっても日当たりが悪い部屋が1つできてしまいます。

吹き抜けを作ることも考えましたが、予算縛りの容積率のためにどうしても上手くいきません。

さらに、日当たりを確保するためには、どうしても周囲の建物との間隔を空けなければなりません。

それにより形もある程度、制限されてしまいます。

 

また駐車場は1台で足りることは足りるのですが、よく弟が車で遊びに来ます。

今の家は、車をつめれば3台ぐらい駐められるのでよいのですが、候補その2ではそれができませんし、近くにちょっと車を止められるスペースもコイン駐車場もありません。

友達が車で遊びに来ることも多い我が家の事情も考えると、これはけっこう不便なことです。

 

この土地、最初に思ったよりもかなり悪い……。

 

表通りに面しておらず、私道にぎりぎりしか接していない使い勝手の悪さ。

これらは最初、「割り切ればいい」と思っていたのですが、考えれば考えるほど割り切りにくく感じてきたのです。

 

しかし!

駅からの距離や引っ越しのしやすさや土地の広さと値段など、これを逃したらこれ以上の条件はなかなか逢えないかもしれません。

だからといって、不満が残る家を買ってもいいのでしょうか……。

建物自体の不満ならばあとでリフォームという手もありますが、土地の不満はどうにもならない問題です。

解約してやめるべきじゃないか?

もし、それで次が決まらなければ、買うのはあきらめればいいじゃないか。

ぶっちゃけ、私は家をあきらめてもいいんだし……。

ところが、栞御前はどうしても欲しいわけで、この家でもいいというのです。

いやいや。

ちょっと待って。

「欲しいから」というだけで、そんな風に買っちゃっていいのか?

いろいろなこれからの暮らしを考えないとダメだろう?

と、気がつくと、なんとこの私が、買い物に冷静になれと言う立場になっている始末。

 

もう、これは衝動買いとは言えなくなっていたのです。

 

つまり、さすがの私も、家を衝動買いすることはできませんでした(笑)。

人生で最大の衝動買いか?……と思ったのですが、まったく衝動などなくなり、悩んで考えていました。

いや、まあ、それが普通なんですけどね(笑)。

 

とくに私のような貧乏人には一生の問題です。

そんな何度も買い換えられるような甲斐性はありません。

いやいや。

それどころか、まともに家を一軒買える甲斐性さえなかったのです。

 

事前審査が、通りませんでした。

 

いろいろと悩むだけ無駄でした。

最初からわかっていたはずのことですが、やはりショックです。

要するに、私は社会的に家のローンを組む資格のない人間だったのです。

こうして、私が家を買うという夢は崩れ去ったのでした。

 

しかし、幸いだったのかもしれません。

どんな家でも不満はつきものです。

それが、小さいものならいいでしょう。

だけど、どうしても納得できない不満を持った家を買うものではありません。

 

必要なことは、すべてを納得して買うこと。

 

やはり衝動買いでは済まされないのです。

ともかく、これで家を購入する話はなくなり、また借家暮らしになる……と思っていました。

ところが、話はなんとまだ続いてしまうのです……。

 

(つづく)


2009年7月7日火曜日

芳賀家史上、最大の衝動買い!? ~その七~

結局、候補その1をキャンセルした私たちは、4月の末から5月にかけて何件か家を紹介されました。


その中で、非常に気になる土地が一つ現れます。



 


・現在の家から歩いて1分以内。


・4m私道の突き当たり右半分


・土地約35坪。建物30坪


・価格3,300万円(諸費用からすべて込み込み)


 


駅までの距離も、バス停までの距離も今の家とほぼ大差なく、候補その1の家(土地29坪/建物28坪)よりも坪数が上になりますが、値段はほぼ一緒です。


ただし、その1が南西角地だったのに対し、この土地(以下、その2)は突き当たりで建物に囲まれているという日当たりの問題があります。


逆に言うと、だからこそ土地の坪単価が安い。


この地域でこの値段では、なかなか買えません。


ただ、どうしても日当たりが悪くなりますので、追加条件を出してみました。


 


・LDK、風呂を2階に


・4畳半のルーフバルコニー


・1F/2Fともウォシュレット(デフォルトでは1Fが違っていた)


・トップライトを2つリビングに追加。


・玄関ドアを親子ドアに変更。


 


こんな感じです。


水回りを2階に移動するのは、結構な追加料金が通常は発生します。


しかし、ここは日当たりに問題があるのでどうしてもリビングが2階に欲しかったのです。


 


実はこの土地、建売で売る予定だったのです。


そのため、すでに建物の図面もできていて、建築確認の申請を提出していたのでした。


しかも、施工会社は不動産屋直接ではありませんでした。


だから、仕様変更して購入するならば、すぐに購入申し込みしなければなりません。


 


......で、結局は衝動買いのように、紹介されたその日に申し込み。


 


そして、建築確認を急遽止めてもらって、上の条件を追加して同じ金額でOKをもらったのです。


あとは審査を末だけとなり、またわくわくドキドキの期間が始まります。


今の家と近いから、きっと引っ越しも楽でしょう。


建てている最中に様子を見に行くのも気軽にいけます。


土地も広いので庭も少しは造れそうです。


そんな希望を胸に、私はまた3Dホームデザイナーで新しい家を考えはじめたのでした。


 


しかし、その土地で建物を考えれば考えるほど、私の中には後悔が生まれてきたのです。


 


「いい位置」だけど、「いい土地」ではなかったかもしれない......。


 


だからと言って、いろいろと無理を言って申し込み、解約しても違約金も発生する......。


それに自分たちに、そんな贅沢は言えないんじゃないか。


ここで十分なんじゃないか。


「いい位置」が取れただけ、よかったんじゃないか。


実際、これ以外の紹介は位置が悪いものばかりだった。


これを逃したら、これ以上の条件の土地なんて出てこないんじゃないか。


 


......でも......しかし......。


 


そんな肯定と否定の繰り返しに悩む日々がしばらく続いてしまったのです。


運命が、そんな私の「迷い」を嘲ているとも知らずに......。


 


(つづく)


2009年7月5日日曜日

芳賀家史上、最大の衝動買い!? ~その六~

うきうきとしながら、3Dマイホームデザイナーで家を考える毎日がしばらく続きました。


審査待ちというのもありましたが、通常よりも契約のペースはゆっくりでした。


なぜなら、購入申し込みした家は、まだ持ち主が住んでいたのです。


彼らが出て行くのは8月予定(この時点で4月前半)。


まだ余裕があったのです。


現在の私の家を出て行かなければならないのは7月でした。


しかし、この時点で6ヶ月前に出さなければならない大家さんから解約の通知が来ていなかったのです。


本来、解約の通知が来なければ更新できるということなのですが、最初の契約で「最長6年で更新はできません」と言われています。


そのため、6ヶ月間のみ延長できるのか、はたまた更新料はどうなるのかなど、担当の不動産屋に相談しに行きましたが、返事はまだもらえていません(これも後ほどもめるのですが、それはまた今度書きます)。


ともかく、少なくともすぐに出て行けという話にはならなかったのです。


 


しかし、途中で話が変わってしまいます。


今、住んでいる人たちが、「9月まで住みたい」と言いだしたのです。


すると、家の完成は12月か1月......忙しい時期にヒットしてしまいます。


さらにそこまで、今の私の家の契約を延長となるとなかなか難しいでしょう。


少なくとも6月までにはなんらかしらの返事が大家さんから来てしまいます。



 


さらにしばらくしてから、不動産屋からだめ押しの連絡が来ました。


実は事前審査前だったのですが、いろいろと秘術(笑)で調べたところ「金額的にローンは難しいだろう」というのです。


その一番の理由は、私の収入が少ないということ。


まあ、理由を大きな声では言えませんが、前々年分は非常に少ない年収でした。


どうやったらこれで、普通に外食したり、パソコン買ったり、旅行したりできたの?......みたいな金額です(笑)。


そもそも社会的信用がない私ですから、年収が少なかったら買えるわけがなかったのです。


 


しかし、前年分はそれなりに普通の収入になっています。


年齢的には少ないかもしれませんが、まあ20代後半~30代前半の一般的なサラリーマンぐらいにはなっていたでしょう。


その課税証明書が取れるのが、私の場合は5月末。


ならばそれをとってから、事前審査にした方がよいのではないかとなったのです。


つまり、それまで話はストップとなりました。


また、そのついでというわけではないのですが......


 


なんと申し込みした家もなかったことにすることになりました!(笑)


 


理由の一つは、審査結果が出るまでに時間がかかりすぎてしまうこと。


1ヶ月半から間が空いてしまうので、そこまで待ってもらうのも難しいわけです。


それから、入居時期。


今の家にいられる期間とのバランスがとれません。


そしてもう一つが、容積率の低さでした。


私の考える家の容積として少なすぎたのです。


それがどうしても納得できませんでした。


やはりどうせ買うなら納得のいく家を買いたいですからね......。


このあたりの第一種住居専用地域だと、100%どまり。


私の予算で考えると、土地の広さはそれほど大きくできませんから、別の地域を狙わないといけないようです。


 


というわけで、ここで振り出しに戻ってしまったのです。


そして4月は、3Dマイホームデザイナーで家を考えることと、家や土地の勉強に費やしました。


また、たまに不動産屋から家を紹介してもらい見に行ったり、展示会場やすでにできあがっている建売を見たりもしました。


 


そして5月。


とある土地と出会います。


その土地は、なんと今の家のすぐ裏の方。


歩いて1分もかからないところにあったのです......。


 


(つづく)


2009年7月4日土曜日

芳賀家史上、最大の衝動買い!? ~その五~

ちょっとここで、いくつかまちがいやすい言葉の説明をしたいと思います。

昔からの知人のみなさんはよくご存じだと思いますが、私は電子科をでて、物書きという文系の仕事をしていたのに、なぜか宅地建物取引主任者の免許も持っています。

とある事情で高校を卒業したあと、半年ぐらい学校に通って取ったのはいいのですが、ほとんど活用したことがありません(笑)。

そのため、偉そうに説明できる知識もなくほぼ素人と変わらないわけで、下記の内容はあまり信用しないようにお願いします(笑)。



 

まず、フリープラン方式について。

前にも書きましたが、フリープランと聞くと注文住宅のことかと思う人も多いと思います。

私も最初は同じだと思っていました。ぶっちゃけ、かなり紛らわしい名前ですね。

フリープラン方式は、あくまで選択肢の中から自由に選べるプランで、注文住宅のようになにを選ぼうが自由というわけではありません。

むしろ、注文住宅がフリープランで、フリープランと現在呼んでいるものはセレクトプランというべきでしょう。

それはともかく。

このフリープランで選べるオプションとはなにか? ということになりますが、実はこれ、会社や商品によってまったくちがいます。

 

たとえば、私が~その参~で書いたような、容積率だけ決まっていて部屋の構成は自由だけど、扉、窓、外壁、壁紙、水回りなどのパーツはカタログの中から選ばなければならないパターン。

たぶん、これが一番、自由度の高いプランでしょう。

「壁紙とか決まったのしか選べないのか」と思うかもしれませんが、施工会社にもよっては5センチぐらい厚さがあるカタログの中から選ばしてくれるところもあります。

また金額によっては、オプションを追加することもできます。私などは1坪サイズの風呂がいやだったので、1.25坪タイプに変更してもらいました。

このように、これで建てられる家は、建売よりも、予算制限のある注文住宅という感じになるでしょう。

 

しかし、ここまで自由度があるフリープランは少ないかもしれません。

たとえば、建物構造を自分で考えることはできず、「A~Dまでの建物プランから選んでください」というのもフリープランと呼ばれる場合があります。

また、選べるオプションが非常に少ないものもあるようです。

非常に曖昧な定義のようです。

 

ちなみにこれが建売になると、基本的にはなにも選ぶことができなくなります。

ただし、建築確認前ならばある程度の構造変更ができる場合もありますし、お金があればいろいろ追加もできるでしょう。

また、建築確認後でも施工前ならば壁紙や外壁など細かいところは選ばしてくれる場合もあります。追加料金でオプション設備をつけられるところもあります。

これらは基本、施工前の建売の話ですので、施工後の建売はほぼこのような交渉ができません(有料オプションはできるものもありますが)。

もし、とにかく安く、ちょっとだけ自分の色を入れたい……ということなら、施工前の建売を狙うのも手です。

ただし、施工前の建売は値段が落ちていないし、ほとんどの場合は値引きを大してしてくれないでしょう。

ともかく、自分の意見を入れるには、どこかで余分にお金がかかるというわけです。

 

次に、建蔽率と容積率

ちょっと長くなってしまったので、簡単に。

建蔽率は、ぶっちゃけて言うと土地に対する建物の1Fの面積率です。

たとえば、100m2の土地で建蔽率が70%の時、建物の1Fの面積は70m2までになります。

それに対して容積率は、土地に対する建物の延べ面積率です。

上記の例で言えば、容積率200%の時に容積は200m2までOKということになります。

しかし、たとえば2F建ての場合、建蔽率70%だと結局容積は140m2までになってしまうことになります。

詳しく知りたい人はググりましょう。

 

それから、もう一つおまけに住宅性能表示と住宅性能保証

これもごっちゃにしている人が多いみたいです。

住宅性能表示は、あくまで「この住宅はこういうスペックです」と証明するもので、保証の能力があるわけではありません。

ただ、「この住宅にこのスペックが足らないじゃないか!」とあとでもめたときの証明材料にはなります。

それに対して、住宅性能保証は保証制度です。

ちなみに、法改正されて住宅性能保証制度は廃止され、住宅瑕疵担保責任保険というものになっています。

今までは保証制度があっても業者がつぶれた場合は意味がなかったわけですが、住宅瑕疵担保責任保険ではそれがある程度まで保証されます。

また、今年の10月引き渡し分からは住宅瑕疵担保責任保険の加入が業者に義務づけられました(供託金を積む方法でもいいようです)。

一見、非常に良くなったように思いますが、保証内容に関しては少しレベルが下がった部分もあるので詳しくは以下のページを見ると良いでしょう。

 

財団法人 住宅保証機構 | 住宅瑕疵担保責任保険(まもりすまい保険)・住宅完成保証・既存住宅保証

 

さて。

次からはまた、本編に戻ります……。

前回、購入申し込みした家には、実は1つの条件がありました。

そして概夢がくだした決断は?

 

(つづく)


2009年7月3日金曜日

芳賀家史上、最大の衝動買い!? ~その四~

フリープランで家が建てられる!!

 

ひゃほーい!!

 

と、うきうきわくわくランランな気分で盛り上がってしまった、それは俺様(´∀`)

一言で言えば、+ wktk +(0゚・∀・) + wktk +

まだ審査もまだだというのに、夢が広がりんぐ!!

最初は買う気もなかった癖に……。



 

ちなみに、この時点の購入予定である家と土地のスペックは以下の通り。

 

・現在の最寄り駅へ徒歩2分+バス10分。
・最寄り駅の隣の駅から歩いて15分。
・第一種低層住居専用地域/市街化区域。
・29.25坪
・建蔽率70%/容積率100%
・南西(公道8.2m)・北西(公道4m)に接した角地で陽あたり良好!

・土地+建物+雑費込み込みで3,000万円ぐらい……だったと思う。

 

さて。

これを元にどんな家を建てようかと考えたとき、やはりソフトがあった方が考え安いだろうということで、さくっとソフトを購入しました。

購入したのは、定番のこれ。

 

3DマイホームデザイナーLS2-間取り&3D住宅デザインソフト-メガソフト

サンプル図面

 

実は、ずいぶん前にやがみけい氏がやたらにこのソフトにはまっていることがありました。

確かに楽しいソフトかもしれませんが、その時はこのソフトのどこがそんなにおもしろいのかよくわかりませんでした。

だって、ゲームソフトというわけでもないのに、このソフトでなにを遊ぶのだというのでしょう?

でも、実際に自分が建てるという立場になって、このソフトを使ってみてわかりました。

 

やばいぐらいおもしろい!!

 

各部屋のサイズ、家事動線、各人の生活パターン、採光に風通し、耐力壁や通し柱などの構造、建蔽率/容積率との戦い……これほどおもしろいパズルはありません。

なにしろ、今後の人生がかかってくるパズルゲーム。パース

のめり込む度合いも、そこらのゲームとは桁違いです。

この時に、やがみけい氏がおもしろいとはまっていた理由が痛いほどわかりました。

とにかく、そこから毎日夜中まで3Dマイホームデザイナーと格闘です。

寝不足になりながらも、何パターンも何パターンも考えていきました。

もうとりつかれたように何度も何度もいろいろなことを検討していました。

FFXIがクソゲーに感じるぐらいのめり込みました。

本当に楽しい時間でした……。

 

しかし、どうやっても解決できない問題が出てきてしまいます。

実際に設計してみると、自分が夢見る最低限のサイズに対して、どうしても容積率100%だと足らないのです。

容積率100%ということは、つまり29.25坪の建物延べ面積なのですが、どうしても32坪ぐらい欲しいところ。

しかも、予算的な都合で建物延べ面積は28坪までとされてしまったのです。

せめて30坪あれば良かったのですが、28坪だと辛すぎます。

それでもいろいろなパターンを考えていました。

なんとか快適な家を造ろうと頑張ったのです。

 

しかし、その夢はもろくも崩れるのでした……。

 

(つづく)


2009年7月2日木曜日

芳賀家史上、最大の衝動買い!? ~その参~

目的の中古物件が売れてしまい、ガックリときていた私と栞御前。


しかし、前もってこっちの希望を伝えておいたおかげで、不動産屋がめぼしい物件を2つほど紹介してくれました。


実は他にも物件は紹介されたのですが、この2件は非公開(未公開)物件=広告していない物件で秘術が使いやすいとか何とかで(笑)。


まあ、詳細は書けませんが、ともかくこの2件を見ることになりました。



 


1つが中古物件。


築40年ぐらいの木造住宅。要するに上物に価値なし。


ただ、土地が50坪以上と広め。


車が楽に2台はいるビルトイン駐車場に、車が1台余裕ではいるぐらいの大きさの裏庭付き。


駅から15分となっているけど、たぶん20分以上はかかります(ちなみに宅地建物取引法では、80mで1分と表示する必要性があります)。


バス停までは3分ほど。今の自宅からバス停が見えるような位置なのですが、まあ許容。


静閑な住宅街という感じで、価格は2,480万円。坪単価の相場的には、そんなものでした。


しかし、上物がそのままでは使い物にならないので、リフォームしなければなりません。


ちなみに、上の価格は更地にして売る予定の価格。


しかし、リフォームの数百万の値段を込みで、この値段で良いというのです。


もちろん、壁紙などの張り替え、居たんだ壁や床の交換、すべての水回りの交換、補強、さらに簡単な構造変更(ドアをつぶす等)もすべてやっての話です。


話では、補強で15年ぐらいは普通に使えるでしょうとのこと。


価格的には土地代しかないので、上物に金をかけない分、資産価値は高くなります。


しかも、リフォームすれば中だけは新品のような気分で使えます。


しかし、一番この物件でおもしろかったのは、中に残されていたもの。


家具の一部の他に、パソコンが数台、なんと大型液晶テレビまで残されていたそうです。そのテレビは他の業者がもっていっちゃった見たいですけど、パソコンは数台残っていました。


そして、モデム、ルーターの他に大量の携帯電話


さらに、とある大量の有名ブランドの紙袋......。


さらにさらに、なぜか運転免許証や他の身分証明書が転がっている始末......。


 


いったい、なんの商売をしていたんでしょうね?wwwww


 


まあ、それはともかく。


条件は悪くないかもしれませんが、個人的な理想から言うと駅から徒歩15分以内というのが希望です。


15分とうたっている土地でしたが、実際は20分以上歩くことになります。


バスが必ず定時に運行されるとは限らず、やはり歩いていくこともあるので、徒歩20分以上は視野に入れていませんでした。


ただ、逆に栞御前は台所(キッチンというより、まさしく台所って感じ)が広いのが非常に気に入ったようでした。


また、全体的な土地の広さも魅力だったのでしょう。


 


というわけで、ちょっと意見が分かれたので、次の日には、もう一つの物件を見ることになりました。


そちらは、今の最寄り駅から1つ隣の駅になるのですが、歩いて15分の場所。


ほとんど駅前通をまっすぐ歩くだけで、早足で歩くと確かに15分ぐらいでつきます。


坪数は29.25坪と上記の土地よりも狭いのですが、静閑な住宅街の南西角地という立地条件。


バス停まで徒歩3分ぐらいで、そのバスになると今の最寄り駅まででることができます。


そのため、2つの駅へのアクセスが便利そう。


そしてなんと言っても魅力的なのは、ほぼ注文住宅気分が味わえるフリープランの新築住宅が手に入るということ!!


不動産屋と提携している施工会社で建てることで格安にできるわけですが、さらにおもしろいのは「建築中、そして建築後数日、モデルハウスとして使わせて欲しい。その代わり手数料等割引しましょう」という提案。


そのぐらいもちろんOKOK。


中古の家さえ買えないと思っていた私たちが、なんとフリープランの新築住宅が買えるかもしれないことになったのです。


ちなみに、注文住宅とフリープランは別物。


注文住宅は、とにかく一切規制なし。予算の中で自由自在。


フリープランは、部屋構成やら建物構造などは、予算の中なら自由に設計できますが、使うパーツはオプションリストの中からしか選べません。


ただ、オプションリストは非常に大量にあって、選ぶのも困るぐらいです。


また、追加料金を出せるなら、リストがいのものも利用できます。


気分的には、注文住宅と大きくは変わりません。


 


ともかく、家を買うことに消極的な私も、これには盛り上がりました。


自分好みの家を建てられる......まるで私には夢のような話です。


栞御前の方も条件、場所も気に入ったようでもう気分は最高潮!!


 


「じゃあ、これください!」


 


その日のうちに、購入申し込みをしてしまいました(笑)。


まさしくこの辺は衝動買いのノリ!!


 


しかし、話はこれでめでたしめでたしとはいきませんでした。


ここから、さらに二転三転という展開が待っていたのです......。


 


(つづく)


2009年7月1日水曜日

芳賀家史上、最大の衝動買い!? ~その弐~

――というわけで、中古の物件を見に行くことになった私と御前。

場所は今の最寄り駅の一つ隣の駅から、歩いて10分以内の場所。

今、駅まで歩いて早足で15分なので、今よりも駅へのアクセスはいい感じ。

4LDK+書斎で、書斎が中二階にあるというおもしろい構造。

庭はないけど、ビルトイン駐車場あり。

築11年だけどリフォームされて中はきれいなもの。ついでにリビングは床暖房でオール電化されている。

条件はかなりいい。買えるなら買いたいところ。

さっそく紹介していた不動産屋に連絡し、土曜日に見に行くことになりました。



 

不動産屋に行くと、私より若い営業さんがついて、とりあえず私たちの状況についていろいろと説明してくれます。

個人会社をやっている人は、やはりその会社の利益がきちんと安定した黒字になっていないと銀行は金を貸してくれないようですね。個人の収入がいくらしっかりしていてもダメでした。

現地展示会などに見に行くと「試しに審査だけでもやってみませんか?」とか言われることがあるけど、あれはあまり気軽にやらない方がいいらしい。

一度でもどこかの銀行でダメだしされると、その情報は銀行間で共有されてしまう。

そのため、ダメだったからと別の銀行に行っても、「あそこでダメだったのにうちでOKというのは……」みたいな感じで見られやすいそうな。

この共有情報が消えるのに半年ぐらいかかるらしい。

それから、一括はともかく、カードローンとか他にあるとそれできつくなります。

カードを大量に持っている人は、銀行からカードを解約してくれれば貸します……ということもあるようです。

(だからといって、審査前に急にカードを解約すると逆に怪しまれるらしい)

ああ。それからカード会社への過払い金請求

これ、事故ではないのですが、カード会社のデータベースには事故のフラグが立ってしまうらしい。

銀行側は内容はわからず、「事故があった」ということだけ伝えられるらしいので、審査前にこちらから過払い請求したことは言っておかないとまずいようです。

 

まあ、ともかくいろいろと説明をしてくれて、最後に言われたのは「買えるかもしれません」という言葉。

どうも、私たち担当の人……というより、その不動産屋が、なんというか、その……秘術(?)が得意そうでして(笑)。

いろいろなアドバイスをくれて、私と御前の合算で買えるかもというのです。

でも、買うにはいろいろと他にも金がかかるわけで、その辺も難しいところ。

ただ、「買えるわけがない」と思っていた私たちにとって、「買えるかもしれない」という言葉は衝撃的。

盛り上がった気持ちが、不安までも吹き飛ばしてしまいます。

 

とはいえ、まずは中古の家の現物を見るのが大事です。

落ち着け、落ち着け……と言い聞かせながらも、不動産屋をせかすように目的の物件を見に行くことになりました。

 

……が、現地に行くと、別の不動産屋がなぜかいて「連絡、いっていませんか?」と切り出されます。

 

なんと前日に売れてしまったというのです!

 

他の不動産屋経由で契約が決まってしまったそうで、まだ審査段階だそうですがほぼ通りそうとのこと。

前日だったので連絡がまだ来ていなかったのでしょう。

これまた、運がない。

いや。

というより、きっとこの家とは縁がなかったということ。

こういうのはあきらめが肝心です。

 

しかし、盛り上がったところで、いきなり突き落とされたような気分の私と御前。

ああ、残念……と落胆で終わり……と思いきや。

不動産屋から、我々からしてみたら夢にも思わなかった提案がされたのです。

ここからがまた、予想外の展開になっていきました……。

ここまでが3月の出来事でした。

 

(つづく)


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