2010年4月28日水曜日

「ゆうれいなんか見えない!」レビュー

温泉OFF仲間である、むらさき氏がめでたく小説家デビューなさったとのことで、さっそく購入させていただきました。

まずはおめでとうございます。


 


GA文庫大賞の奨励賞を取った作品です。


これは期待が高まります!!


いつもどおり、偉そうな読者様として感想を書いてみたいと思います。


 


内容的には、萌え系の超伝奇物になるのでしょうか?


不思議な力を持つ主人公とヒロインの出会い、それから今時のラノベに必要なハーレムを飾る女性キャラたちがでてきて、すったもんだとやりながら話は進んでいきます。


基本ラインはシリアスストーリーですが、コメディのノリで展開し、ローティーン向けの小説と言えるでしょう。


イラストなども他の作品でアニメ化された絵師さんですが......微妙に内容との間にギャップを感じます。まあ、これは読者のイメージ次第ですけど。


神道や日本刀、二丁拳銃など自分が今、書いている内容にもかぶるところもあり、どこか親近感を持って読んでしまいました。



 


さて。


具体的に少し書きますが、まず気がついたことは文章が読みやすいと言うことです。


基本はきちんとできている気がします。


非常に基本に忠実なラノベ文章と言えるでしょう。


だから、読みやすくスルスルと読めてしまいます。


 


が、私にはむしろそれが問題に感じてしまいました。


あまりにもスルスルと読めてしまい、味わいがないのです。


 


ライトノベルとはなにか?


これはよく討論されたり、いろいろな定義があったりします。


私の定義では、ライトノベルの「ライト」は地の文の軽さです。


ライトノベルと純文学の違いは、「地の文の重さ」だと私は思っています。


ラノベは、地の文をライトにして、設定やキャラクター、台詞などをアニメや漫画のように「動き」で見せていき、そこに魅力を詰めこみます。地の文は、描写とともに動きを加速する物です。


逆に純文学は、地の文の表現や技術に重きを置き、そこからキャラクターやストーリーを見せていきます。そのため、地の文の容量は増え、そこで使われる文はテクニカルなものになるでしょう。面白みの中心は、地の文の中にこそあります。


ですから、それは「ここからここまでがラノベ」というようなデジタルな判断はできず、アナログ的に「ラノベより」みたいな考え方になるのだと考えています。


 


話はもどりますが、この小説の文章はあまりにも忠実なラノベ文章です。


話を進めるだけに存在しているように感じてしまいます。


よく言えば冗長性がなく優等生的な文章なのですが、別の言い方をすると独自の表現がないとも言えます。


なんというか、これが「むらさきゆきやの文章だ」という色が感じられません。


今時のラノベを越えた、ゼロウェイトノベル(と私は呼んでいますが)ならば文章魅力はないに等しいのでどうでもいいのです。


しかし、こうもラノベらしいラノベだと、色が出ないのが逆に気になります。


極端なことを言えば、喩え読みにくくなったとしても、もう少し「むらさき色」をしていてもいいような気がしました。


 


それから、起承転結がきちんとできてはいるのですが、なぜか平坦に感じてしまいます。


これは文章表現でのリズム感が弱いためかもしれません。


一番気になるのは、アクションシーンでもとくにスピード感などを感じられないことでしょうか。


激しいシーンになるとページをめくる速度ががどんどん進んだり、ゆったりとしたシーンではゆっくりとページをめくる......ラノベにはこういう要素も必要な気がするのですが、この話はいつも同じテンポで進んでいました(唯一、よりの夢の部分はテンポが違う)。


まあ、こういう効果を出すか出さないかも、作者の味なので一概には言えませんけどね......。


 


どちらにしてもデビューされたのはうらやましいかぎりです。


むらさき先生のあとになんとか続きたいと思います!


 


追記


主人公に感情移入はできたけど、生徒会長のキャラクターはしっくりしなかったなぁ。あのキャラだけ中身がない、わざとらしいキャラクターに感じてしまいました。


2010年4月24日土曜日

TvRockとMediaCoderの連携ツール(AutoCoder.vbs)

ホームサーバー本格入れ替え~その7 - Almost in Dreamlike

 

利用させていただいている多くのフリーウェアへのせめてへのお礼として、上記で説明しているスクリプトを公開しておきます。

利用したい人の助けになれば幸いです。



 

ただし断っておきますが、自分のためだけに素人が作った適当なプログラムです。

かなり適当に作られています。とくにエラー処理が変なのですが、「まあいいか」とか思って放置しています。

一応、うちの環境では、スプリットの失敗か、MediaCoderの不具合以外ではまともに動いています。

大量に録画している人で、とりあえず簡単に変換して整理保存しておきたいという人には便利だと思います。

詳しくは、パックの中のAutoCoder.txtを読んでください。

 

2010/04/26 11:40更新


文体診断?

文体診断ロゴーン

 

おもしろいサイトを教えてもらったので早速特攻!!

もちろん、半分占いみたいな物じゃないかと思うが、一応いろいろ診断しているっぽい。

そこで、今書いている小説をつっこんでみた。



image

まず、序章の部分をつっこんでみた。

結果は右の通り。

 

こんなですべてAになってしまうのか?w

やはりなんか占いに近いな。

 

岡倉天心 – Wikipedia

 

…………。

 

ぜんぜん違うよwww

 

まあ、こんなものなんだろう。

でも、おもしろいから、今度は1章の最初の部分を入れてみよう。

これも大事な部分だからな。

image

 

…………。

 

今度はワースト1が「岡倉天心」になっているよwww

 

なんだこりゃ。

まあ、序章と文体は変えているから当然といえば当然か?

でも、表現力とか下がっちゃっていますね。

なにを見ているのでしょうか。

 

しかし、太宰治とはおそれおおい。

あ、でも、本文の中で太宰治のテクニックを参考にしている部分があったな。

ちょっとその部分をつっこんでみるか……。

 

うーん……ちゃんと太宰治がトップになった。

でも、柔らかさがCになるな。

得点詳細の部分を見て傾向を調べれば、どういう評価基準なのかはわかりそうだけど。

やっぱり、占いチックに考えた方がおもしろそうですね。

 

よほどじゃないと悪い評価はでないみたいですから、みなさんもいろいろとつっこんでみるとおもしろいかも?


2010年4月23日金曜日

「ソードアート・オンライン」レビュー

Giggsパパにオススメされましたので、読んでみました。

 

まず、総評ですが、最近読んだ中で一番おもしろかったかもしれません。

 

設定的には、まさしく同作者の「アクセル・ワールド」のベースとなった物なのでしょう。

現実としか思えないようなオンラインゲームの世界に入って出られなくなってしまう。ゲームの中の死は現実の死……今となってはありがちな設定に見えますが、それをきれい作り込みまとめて活かしている作品だと思います。

 

また、なんとなく何でもあり的になってきた「アクセル・ワールド」よりも、限定されていることでおもしろみが濃いように感じます。

主人公にヒーロー性もあり、ヒロインもヒロインらしいヒロインです。

とくにヒロインの心情は、「アクセル・ワールド」よりも納得がいく物になっています。



 

この話自体は1巻で、きれいに完結しています。

もう少しふくらませて、2~3巻で決着でもよかった気もします。

2巻は短編集で、3巻はまたストーリーが展開するようですね(まだ読んでいませんが)。

ゲームの中で成長した主人公達が、現実世界でどのように変わっているのか描かれていたりするのかもと、ちょっと楽しみにしています。

 

ご都合主義ももちろんあります。

しかし、SFではなくファンタジーとして読むものだと思うので、その辺はかるくスルーできます。

唯一、つっこみを入れてしまったのは、最後のシーンで「いやいや、ぜったい動けないだろう!」ということぐらいの完成度でした。

オンラインゲーム世代、誰もが夢見る形が、ここにあるという気がします。

ゲームが好きな人になら、安心してオススメできる作品だとおもいます。


2010年4月22日木曜日

「とある魔術の禁書目録」2~4巻レビュー

かるく流す感じで感想を。



●2巻

半分ぐらいまで読むのがやはり辛かった。1巻と同じノリですね。

ただ、途中から少しノリがよくなった感じがあります。

内容的に気になるのは、吸血鬼殺しの血に幻想殺しが触ったらどうなるのかな? 十字架の封印とかいらないんじゃないのかな? ……まあ、そんなところ(笑)。

 

 

●3巻

レールガンの話。ノリもよくなっていて、この巻が一番おもしろかった。

ただ、アクセラレーターって体に触れる空気は反射しないとか細かい設定をしているのかな?

ある一定速度以上の物を反射……とか?

まあ、細かい部分はいいか(笑)。

ところで、CMで「科学と魔法が交差する」とか言っていたが、超能力vs魔法の構造はでてこないのだねぇ。

主人公の能力が「超能力」なのか「魔法」なのかよくわからんし。

主人公の能力がレベル0=つまり「超能力」じゃなくて、実は魔法も使えるとか、右手で消した現象を左手で再生できるとか、そういう展開かと思っていたんだけど……そうでもないみたい。

今ぐらいが、強すぎなくて丁度よいけど……。

 

 

●4巻

つまらん話でした。

なんかおもしろくない。

幸福と不幸の部分もなんか上っ面な感じだし。

天使が化けていた理由も、天使との戦いも意味がわからんし。

とにかく、最初の部分が無駄に長すぎるし、ああいう現象だとはわかるけど、ぜんぜん世界の危機的な緊張感がでないし。

とにかく主人公がまったく活躍していないように見える。

「今度は私の命を……」とまで言ってもらっているのに殴られて終わるし。

あの部分、重要じゃないのかなぁ……。

アニメでばっさりと切られていた殺人鬼の謎を解いたことぐらい?

なんかかみ合わない感じの話でした。


2010年4月19日月曜日

「辛そうで辛くない少し辛いラー油」が食べられないから……

商品詳細:辛そうで辛くない少し辛いラー油|桃屋

 

なんか巧いという噂のこれが近所に売っていない。

もどきと評判のS&Bのも売り切れ。

あまりに無かついしたので、自分で作ってみた。



 

DSC00340

今、見てみたら、辛子ミソも入っていたのね。

豆板醤あたりを入れれば良かったかな。あと、砂糖で少し甘味も出しているのね、本物は。

なたね油もやっぱりかってくればよかったなぁ。

ちなみに、私のは辛そうで辛いオイルと、それほど辛くはない具で構成されています(唐辛子を食べたら辛いけどw)。

 

黒ごま油をたっぷりといれて、それで唐辛子をじっくり炒めて、途中で桃屋のニンニクを入れます。

このニンニク自体に、フライドニンニクも含まれているので味が出ます。

そこからニンニクの色が変わるまでとろ火で炒めたら、今度は桃屋の「やわらぎ」を細かく刻んで投入。

本物には入っていないでしょうけど、たぶん入れたら美味いと思ったので。

さらに炒めたら、そこに中華スープの素(ウェスパーみたいなやつ)を投入。

最後にサラダ用のフライドオニオンを入れて、醤油を少々、フライドニンニクをふりかけます。

フライドオニオンが油を吸いすぎてしまうので、なるべく最後にしたんだけど結局、あまり意味はなかったかも。

 

もちろん、本物と味は違うでしょう。ってか、食べたことがないし。

でも、これはこれで美味くてびっくり(笑)。

ご飯にかけるにはちょっと脂っこすぎる気がするのですが、肉に載せたりするとうまうま。

フライドオニオンが少し硬くなるけど、具材はそのまま食べても美味いし、油は何か焼くときに使うと美味そう(フライドオニオンはもっと砕いていれると良かったな)。

 

まだ少し残っているので、また明日にでも食べたいと思います。

なくなったら、また調整して作ってみよう。


2010年4月7日水曜日

ホームサーバー本格入れ替え~その7

ちょっと脱線してしまったので、話を戻します。


本当は、MediaCoder奮戦記を書こうかと思ったのですが、その前に。


 


ホームサーバー本格入れ替え~その5 - Almost in Dreamlike


 


で書いた、我が家の録画システムがよくわからんとつっこまれました。


まあ、私が使うだけのものなので、わからなくても言い訳なのですが、なんとなく説明したくなったのですることにします。


キモは、録画後に勝手にH264/AVCに変換して、勝手に規定のフォルダにしまい込んでくれるスクリプト「AutoCoder.vbs」です。


この適当に作った他人には見せられないソースのスクリプトには、以下の特徴があります。


 


・定期的に新しい録画ファイルがないか自動チェックし、新しい録画ファイルがあるとそのファイルからHD抜きをして変換する。



・HD抜きだけも可能。



・ソース録画ファイルの削除・退避の指定も可能。



自動振り分けリストで、ファイル名から保存先や変換用プレセットを判断して自動処理可能。



・変換ファイルをPMPやメモリーカードへ簡単にコピーできるバッチファイルを自動生成可能。



・バッチファイル内で、PMPにコピー後、元ファイルの削除やバッチファイル自体の削除も可能(これによりバッチファイルの一覧を未視聴リストとして利用可能)。



・動作の細かいログの書き出し可能。



・Twitterへの変換処理報告可能。


 


ちょっと図解したいと思います。



image

 

1)録画予約

録画予約は、ウェブブラウザから行えます。

家内はもちろん、外からも可能。

携帯電話からも予約できますので、いつでも対応できます。

 

ちなみに録画予約すると、Twitterでそのことを報告してくれます。

 

これらの仕組みは、すべてTvRockというすばらしい高性能ソフトがやってくれます。

作者様は神様ですね。感謝して使わせていただきます。

 

録画サーバーであるServer2には、地デジ×4チューナー、BS/CS×2チューナーがつけられているので、私の場合はほぼ「ブッキングして録画できない」ということはありません。

 

 

2)録画image

録画されたデータは、Server2のHDD(500MB×2/RAID0)に保存されます。

ちなみに、システムは別の160GBのHDD(Cドライブ)に入っているので、約1TB(Dドライブ)はすべて録画データの一時置き場として使われています。

 

その際、録画完了時に録画ファイル名と同じファイル名で拡張子が「.tx」になった0サイズのファイルが生成されます(TvRockの終了プロセスで作成させる)。

これが録画完了のフラグファイルになります。

 

 

3)録画ファイル名取得  image

定期的に、Server1で動作させたオリジナルのVBScript(以下、AutoCoderと呼ぶ)が、「Server2\D」を検索にいきます。

 

もし、そこに.txファイルがあれば、AutoCoderがそのファイル名をすべて取得します。

 

そこまで成功すると、AutoCoderは「自動振り分けリスト」と呼ばれるファイルを読み込みます。

AutoCoderは、リストをチェックして、リスト内の名前と部分一致すると、リスト内の設定を適用します。リストには保存先や変換の設定がかけるので、「アニメはアニメの設定で変換してアニメフォルダに」「ドラマは変換しないでドラマフォルダに」という振り分けが可能です。

 

 

image

4)スプリット処理

AutoCoderは、取得したTXファイルと同名「Server2\D」にあるTSファイル名を引数として、「TSsplitter」をキックします。

 

通常、TSsplitterの-SEPオプションでCM部分と本編部分のようにTSファイルが分割され、Server1のHDDに保存されます。

 

Server1は、160GBのシステムドライブ(Cドライブ)と、2TB×3のRAID5ドライブ(Dドライブ)で構成され、Dドライブは動画・音楽・写真用のNASを兼用しています。

そのDドライブの作業用フォルダに、分解されたTSファイル(ファイル名の後に、「_HD」「_HD-1」など付加される)は保存されることになります。

AutoCoderは、作業用フォルダの中で最もサイズの大きいTSファイルを本編として、そのファイル名を取得します。

HD抜きで終わるときは、取得した名前から「_HD」等を抜いた元の名前に戻して、規定のフォルダに保存し、次の録画ファイルの処理に移ります。

 

 

5)変換処理

AutoCoderは、作業用フォルダの中で最もサイズの大きいTSファイルを本編として、そのファイル名を一時的に作業用のファイル名「_mctemp.ts」にリネームします。

これは、変換に使用するMediaCoderが日本語パス名でバグる可能性があるからです。

その後、「_mctemp.ts」を引数に、MediaCoderをキックします。

MediaCoder終了後、生成された「_Mctemp.mp4」を「_HD」等は抜いた元の名前にリネームします。

そして規定のフォルダに移動させます。

 

 

6)ソース処理

AutoCoderは、ソースとなった「Server2\D」内のTSファイルを規定の動作通り、削除、もしくは退避用に設定したフォルダへ移動させます。

また、同時に同所にあるTXファイルの削除、作業用フォルダ内ファイルの全削除を行います。

 

 

7)バッチ生成

AutoCoderは、規定のフォルダに、MP4ファイルと同じファイル名のバッチファイルを作成します。

このバッチファイルは実行することで以下の動作を行います。

 

1)対象MP4ファイルのコピー

コピー先は、デフォルトを設定可能だが、ファイルセレクタが出るのでそのたびに別の場所へもコピー可能。

2)コピー元ファイルの削除

コピー元ファイルを削除するかどうか、ダイアログで選択できる。

3)バッチファイル自身の削除

実行中のバッチファイル自身を削除するかどうか、ダイアログで選択できる。

 

 

8)Twitterへの報告

AutoCoderは、対象ファイルの変換が完了したことをTwitterクライアントをキックすることで通知することができます。

 

 

こんな感じの動作になります。

まあ、実はTwitterの部分以外はほぼできています。

ただ、MediaCoderの変換設定がなかなかうまくいかず&決まらずに、まだ実運用にまで行っていません。

でも、早く運用しないと、HDDがすごい勢いでたまってきてしまいます。

なんとか今日中には運用したいな......と思っています、はい。


2010年4月2日金曜日

「RAmos T17FHD」レビュー

ポータブルメディアプレーヤー(PMP)のすすめ - Almost in Dreamlike


 


というわけで、T17FHDを購入したので、簡単なレビューを書いてみたいと思います。


ただし、まだ購入して数日しか経っていませんので、情報的には少ないです。


ちなみに、前の回に書かなかったのですが、5インチ/タッチパネル/16GBのT11TEというのもありましたが、高い&画質が今ひとつで候補から早々にはずれていました(笑)。



 


●長所


image


 


・サイズ丁度よい! 大きいすぎもせず、小さすぎもしない。理想的サイズ。薄いし軽いし、胸ポケットにすっぽり。持ち歩きには最適かもしれない。


 


・映像はきれい。宣伝通り視野角も広い(電車の中で見ているときは逆に困るw)。


 


・ほぼ問題なくもっているデータは再生できる。下手に変換なんてしなくてもいい。コピーするだけで超手軽。


 


・16GBの内蔵メモリーは正解。素のTSデータが30分で2GB前後。2時間、3時間とつっこめる。


 


・USBホスト機能もあるのでデータの移動がポータブルメディアからできる。また、USBクライアントでは単なるマスメディアになる(Windows7で接続すると「壊れている」と言われるが無視)。


 


・レジューム再生対応。早送りなどもスムーズ。


 


●短所


 


・説明書が中国語でよく読めないというのもあるが、電源スイッチの罠にはまった。ONの状態で電源スイッチを押すと、画面が消えるのだが実はスタンバイ(?)モード。知らないでそのまま持っていたら、半日で電池がなくなりかけた。さらにその状態だと、USB充電が実質できない。実際は放電に充電が追いつかないのかもしれない。1日そのままにしておいたが、いつまで経っても満タンにならなかった(ちなみに、電源ボタン長押しで電源が完全に切れる。他のボタンも長押しで動作が変わる)。


 


・店頭でも言われたが、PCのUSB充電では充電に時間がかかりすぎる。コンセントからとっても、定格にかなりぎりぎりな感じがある。USBケーブルによっては充電できない場合があるり、分配とかされているとアウト。AC-USB変換アダプタでUSB×2ポートついているものを使ったが、片方のポートに別のデバイスが刺さっていると、電流が少ないのかスタンバイ中の場合、画面がついたり消えたりする(スタンバイ中にUSBを接続すると画面がつく。要するに電流が定格になったり、それ以下になったりしているのだろう)。


 


・前の記事にも書いたが、電池交換ができない。満タンで3時間程度っぽい。予備電池を持って歩いて交換したいところだがそれもできない。さらに上記の通り、USBケーブルでの充電は非常に遅い。私の場合は、通勤片道1時間ちょっとなので大きな問題ではないが......。もちろん、電池が死んだときはメーカー交換だろうけど、実質はそこで使い捨てか、自力で電池を交換することになるだろう。


 


・ストラップ穴はあるが、ストラップはない。AC-USB変換のアダプタもない。オプションは本当に最小限で抑えてある。


 


・画面の輝度がかなりぎりぎり。5段階で調整できるが、最も明るい5段階にしないと画面が暗く感じる。5でやっと普通。もう1段ぐらい明るくなって欲しい気がする。大きな問題ではないけど余裕がない。


 


・ボディカラーが白しか手に入らない。黒が欲しい(笑)。


 


・充電中なのか、DC電源はきているのかなどをパッと見て確認できるLED等が一切ない。状況は画面をつけるしかない。


 


・音が少しこもり気味。あくまで付属のヘッドフォンの話。ただ、簡易イコライザーでPOPやJAZZ等に変更できるのはよい。


 


・内蔵スピーカーは背面にあり、ボリュームレベルを最大にしてもデータによっては聞こえにくい。


 


・薄すぎてボタンを操作がやりにくいことがある。やっぱりタッチパネルはうらやましい。


 


・コネクタ類に蓋は一切ない。ほこりが詰まりそうw


 


こんな感じなのですが、やはり一番大きい問題が、再生時間の短さと充電時間の長さでしょう。


再生時間の方はいかんともしがたいのですが、せめて充電時間を何とかしたいと思い、ちょっとDC充電を試してみることにしました。


まずは、家でコネクタが合いそうで、電圧が5Vのものを探してみたところ、Microsoft Mouse用の充電アダプタが5V/1Aでコネクタもぴったり。


とりあえず、500mAだとぎりぎりだということがわかっているので、1Aぐらいならいけるんじゃないか?......と考え、電池の寿命がやばいかもしれないけど接続してみました。


結論的に、充電時間はできました......が、実は充電しているのを忘れていて時間を計測するのを忘れてしまったのです。


ただ、途中経過だけ見たのですが、明らかにUSB充電より早くたまっていました。


結果については、計測できたらコメントにでも書きたいと思いますが......やらない方が良いですよとは書いておきます(笑)。


 


最後に総論ですが、15,000円ぐらいで買える端末としてはかなりよい商品です。


いろいろと問題もありますが、こんなに手軽に動画を見られるといろいろと悩むのもばからしくなります。


変換が面倒なときは、USBを接続してTSをそのままつっこんでもいいという気楽さはかなりのものです。


音楽プレーヤーとしても使えますが、これを音楽プレーヤーとして使うのはナンセンスでしょう。


電池が交換できないのも3年も保ってくれれば、1年5,000円の減価償却と考えて納得できます。


しばらくは電車のお供に活躍しそうです。


ポータブルメディアプレーヤー(PMP)のすすめ

タイトルが違いますが、「ホームサーバー本格入れ替え~その6 - Almost in Dreamlike」番外編になります。

録画したデータを自動的にH.264/AVCに変換して、それをPSPで見ようとしていた私ですが、いろいろ合って考え方が変わってきました。

前々からPSPは少しでかい、すっと胸ポケットにしまえるサイズが欲しいとも思っていましたし、そもそも変換しないでTSをそのまま見たいとも思っていました。

 

そこで調べてみると、最近のPMP市場には、そんな私の欲望をかなえてくれる商品がたくさんあります。

先日、あきばおーで見た4,999円のMP5プレーヤーは、手のひらの中に収まるサイズながらタッチパネル採用で、FLVまで対応などびっくりどっきりなマシンでした。

しかし、そんなのは序の口。

中国製の怪しい感じ漂うPMPたちは、日本製と違って「バランスなんて知らん!」という感じで、とにかくなんでもてんこ盛りの高機能。それなのに安い。

TSをはじめほとんどの動画を再生、フルHD対応、HDMI出力、USBホスト、FLASHアプリ再生、ebook対応などなど……なんなのこれ見たいな高機能が、手のひらサイズに収まります。

それなのに、日本での価格は1万円前半から半ば程度。

本当に驚きです。



 

ポータブルメディアプレーヤー【東映無線ラジオデパート店】

 

上記で手に入れることができますが、安く手に入れるため個人の通販で輸入して買う方法もあります。

ただ、いかんせんトラブルはつきもので、古い商品が送られてきたとかこないとか……。心配ならば数千円高くとも、上記から買う方がよいかもしれません。

 

ところで、良いことずくめに見えますが、もちろん欠点もあります。

まず上記か購入しても、初期不良交換で2週間の交換期間があるだけです。大した保証もありません。

輸入品のため、サポートが一切ない製品ばかりだということです(FH8800のような例外もありますが)。

また、説明書は中国語ですし、デフォルトの表示も中国語。だいたいは英語表示に対応していますので、メニューを感ですすめば英語にすることはできますし、多くのモデルで日本語ファイル名には対応しています。

また、とにかく「高性能」重視でバランスがよくなく、特に電池のもちに問題があるものが多いようです。自分で電池の交換もできませんし、海外メーカーに電池交換してもらうために送るぐらいなら買い直した方が早いでしょう。他にも電源周りはとくにいろいろと問題を持っている気がします。

 

正直、仕様もはっきりせず、レビューも少ない中、どれを選ぶのか情報収集が大変でした。

そこでPMPについてTwitterでつぶやいたところ、既に怪しいPMPユーザーだったFukurarokun氏から「T17FHD」というモデルを紹介されました。

本人も使っているそうですが、かなりよいとのことでした。

私は最初、「FH8800」に目をつけていたのですが、あきばおーで22,000円付近。これはちょっと高すぎましたが、FH8800の元になった「HD8800」というモデルが、12,480円でありました。ただし、メモリーが8GBに減っています。それでも価格差を考えると、HD8800の方がよいでしょう。

その他、レビュー等を読んだり、意見を聞いたりして絞り込んだのは、最終的に以下のモデルでした。

 

T17FHD

HD8800

VX575+

TL-C510HD

 

どれも1.2万円台ですが、T17FHDだけ1.5万円台と高くなっています。ただし、他のモデルは8GB内蔵に対して、このモデルだけは、16GB内蔵です。

ちなみに、T13FHDというタッチパネル採用で5インチになったモデルも出ているようですが、まだ東映に入荷予定はないそうです。希望的にはタッチパネルは魅力なんですけどね……。

ともかく、あとは現地で品物を確認しようと、東映に行って見比べてきました。

 

ショーケースの中から出して見せて欲しいとお願いしたのですが、出すことはできないと言われたのでショーケースの外からいろいろとガン見!w

サイズ的には、HD8800やT17FHDが良い感じです。

この2つは、4.3インチモデルで、残りは5インチモデル。

全体サイズはそれほど大きくは変わらないのですが、胸ポケットに収めたときに収まりがよさそうなのが4.3インチのような気がします。

画質的には、T17FHDとVX575+が気になりました。

T17FHDは、再生している動画のせいもあったのですが、それでも全体的に輝度が弱い感じです。しかし、映像はくっきりしていてきれいですし、残像感もありません。

VX575+は、輝度も十分ですし、きれいさも問題を感じません。また、VX575+は全体的にバランスがよいような気がします。USB変換アダプタ付属も付属していますし(実はこれがあとで大きな問題になる)。

また、TL-C510HDはなんというか、特に特徴を感じられませんでした。画質も特に悪くないのですが……なんというか、「これ!」って感じがありません。

HD8800も精細なのですが、どこかノングレア感が全面にあり、好みが分かれるところかもしれません。それに精細なのは、5インチモデルと比べているからというのもあるかもしれません(ここにあげたモデルは、すべて800×480の解像度)。

最終的に気になったのは、T17FHDとVX575+でした。

どちらを買うか迷ったのですが、薄さと小ささでT17FHDを選択。また、内蔵16GBあるとTSデータを入れるのもかなり助かります。

microSDスロット(TFスロットと書かれている)もあるのですが、内蔵メモリーではないと何かが動かないとか言う噂もありましたが、それ以上に16GBあればデータを入れ替えて使うのに、別にmicroSDも必要ないでしょう。

 

というわけで結局、薦められたT17FHDを購入しました。

ちょっと長くなったので、T17FHDのレビューは、次回に回します。

もちろん、問題はありましたよ~w


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