2010年4月23日金曜日

「ソードアート・オンライン」レビュー

Giggsパパにオススメされましたので、読んでみました。

 

まず、総評ですが、最近読んだ中で一番おもしろかったかもしれません。

 

設定的には、まさしく同作者の「アクセル・ワールド」のベースとなった物なのでしょう。

現実としか思えないようなオンラインゲームの世界に入って出られなくなってしまう。ゲームの中の死は現実の死……今となってはありがちな設定に見えますが、それをきれい作り込みまとめて活かしている作品だと思います。

 

また、なんとなく何でもあり的になってきた「アクセル・ワールド」よりも、限定されていることでおもしろみが濃いように感じます。

主人公にヒーロー性もあり、ヒロインもヒロインらしいヒロインです。

とくにヒロインの心情は、「アクセル・ワールド」よりも納得がいく物になっています。



 

この話自体は1巻で、きれいに完結しています。

もう少しふくらませて、2~3巻で決着でもよかった気もします。

2巻は短編集で、3巻はまたストーリーが展開するようですね(まだ読んでいませんが)。

ゲームの中で成長した主人公達が、現実世界でどのように変わっているのか描かれていたりするのかもと、ちょっと楽しみにしています。

 

ご都合主義ももちろんあります。

しかし、SFではなくファンタジーとして読むものだと思うので、その辺はかるくスルーできます。

唯一、つっこみを入れてしまったのは、最後のシーンで「いやいや、ぜったい動けないだろう!」ということぐらいの完成度でした。

オンラインゲーム世代、誰もが夢見る形が、ここにあるという気がします。

ゲームが好きな人になら、安心してオススメできる作品だとおもいます。


1 件のコメント :

  1. お勧めというかまあこっちしか読んでないってだけなんですけどね( ̄ー ̄)
    面白いかどうかはともかく、こういうゲームっぽいのを題材にしたのは他に、ウィザードリィーぱくって日本を舞台にしてる迷宮街クロニクルとか、ギルドメンバーで迷宮もぐったり冒険したりする薔薇のマリアシリーズとかありますねぇ。

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