購入戦記:引越代金その壱~アリさんマークの引越社 - Almost in Dreamlike
上記の続きですが、アリさんに見積もりを出してもらい、お約束通り即答をしつこく求められました。
建設業者からの紹介できたアリさんは、同じく紹介で来るであろうサカイのこともわかっており、「サカイは断ってうちに決めてください」(意訳)と頑張る頑張る(笑)。
実際、心の中では前回の結果からアリさんに傾いていたので、それで決めてもよかったのです。
だが、断る!!(笑)
すでにサカイにも見積もり予約をしてあります。
それを話も聞かずにキャンセルなど、仁義を通さないことはできません!(笑)
というわけで「明日、返事をします」と言って、アリさんには帰っていただきました。
で、サカイです。
サカイは、時間の5分前には電話をかけてきて、家を訪ねてきました。
そしてほぼ時間通り、ミーティングが開始できました。
やはり、アリさんの営業さんもこうあって欲しいものです。
訪れた営業さんは、もう、まさしく、いかにも「営業職です」という感じのノリの人。
関西系の方言が少し入って、まあよく喋るタイプです。
ただ、革靴もきちんと手入れされ、挨拶も頭をさげ始めてからゆっくり10秒数えられるような、しっかりとした挨拶をします。
アリさんの方はすぐさま見積もりの話に入りましたが、サカイの人は少々世間話から入ります。
とりあえず、うちの漫画やその他の荷物の量が異常に多い話、「あの漫画好きなんですよ」「うちの子供も女の子で年齢が近いです」等、かるいジャブで親近感をわかす話術です。
さらに仏壇を見つけると、「せっかくですからご挨拶させてください」と手を合わせて、「いい引越ができるようにお願いしておきました」とパフォーマンス。
昔、サカイに頼んでいい思いをしなかったと言うと、深々と頭をさげて「その頃は確かに安さだけで品質は酷いものでしたが、今は品質重視でアルバイトや派遣等は使わずに講習もしっかりやっています。是非、名誉挽回させてください」とセールス。
少し濃いセールス調なので、関東肌の人は圧倒されたりひいてしまう人もいるかもしれません。諸刃の剣タイプです。
まあ、子供は本当に好きそうでよくかまっていましたが、ちょっと脱線が多すぎたと思いますね(笑)。
手法的には悪くないのですが、もう少し脱線を少なくして話を早く進めるべきだったでしょう。
ただ、話の進め方も、アリさんよりもしっかりしています。
まず、自社の説明やサービスの説明をパンフレットを見せながら説明してくれます。
見積もりにしても、アリさんよりも細かくしっかりと物をチェックしていました。
そして見積もりしながら......
営業:「本当にすごい量の荷物ですね......」
を連発。
概夢:「昔、引越の時に友達を大勢呼んで手伝ってもらったんですが、『もうおまえのうちの引越は二度と手伝いたくない』と言われましたよ」
営業:「そうでしょうそうでしょう。これは大変ですよ......」
もの凄く納得していました(笑)。
そして「これはちょっとしたオフィスの引越に匹敵する量ですよ」と、アリさんよりもかなり大規模な概算をしている様子。
そして、その結果として出された見積額の第一声が......
390,000円!!
さらにそれを大幅値引きしますと言って、
300,000円!!
と言ってきたのです。
30万円はアリさんの第一声と同じ。
しかし、アリさんはここからさげてきましたが、サカイは「9万円もさげました」といったんここで下げをとめる姿勢を見せます。よほど粘らないかぎりは、これ以上さげる気はなかったのでしょう。
もちろん、引越サービスの内容はまったく同じです。
2日かかるというのも同じ。
ただし、アリさんが4t(往復)+4人だったのに対して、サカイが4t+2t(両方往復)+5人という1.5倍ぐらい違う分量の見積もりをしてきたのです。
そのことを言うと、サカイのアリさんへの攻撃が始まります(笑)。
アリさんの方もそうでしたが、やはりよくこの2社はぶつかるようで、お互いに「あちらの会社も良い会社だ」と言いながらもなかなか攻撃的です(笑)。
特にサカイは、完全にアリさんをライバルというより敵対組織として見ています(笑)。
なんと、「サカイvsアリさん」という比較資料まで作って持ってきていました(その他のアート引越センターなどの資料もありましたが、大して驚異に感じていないようです)。
「貶すつもりはありませんが」と言いながら、なかなかの貶しようです(笑)。
その比較表によると、例えば......
・2t/4tトラックと言っても、アリさんのトラックは実際は少し小さめ。それに比べて、サカイのは2tロング、4tロング。同じ4tトラックでも、アリさんとサカイでは段ボール箱(小)で100個ぐらい積載量が違う。
・サカイはISO9001/14001を取っているが、アリさんはISO9002を取得後に剥奪されている。
・サカイは物品に対する任意保険サービスがあるが、アリさんにはない。
・サカイの訓練は現実に専用の家を造って行っているが、アリさんは簡単な施設があるだけである。
・サカイは洋服ダンスの中身を出さずに運搬できるが、アリさんはすべて洋服ダンスから洋服を出さなければならない。
・使用後の段ボール箱の処理で、アリさんは有料(10枚で1000円?)だが、サカイは1回だけだが無料で何枚でも引き取る。
・アリさんの見積書は手書きであるが、サカイはモバイルPCでプリントアウトしたきちんとした物である。
......などなど。
最後のなんてどうでもいいような気がしますが、ポイントか手書きかどうかではなく、その内容部分にあると言います。
要するに、アリさんの見積書には詳細情報が書かれていないというのです。
確かにアリさんの見積書には、トラックのサイズや数、そして作業員の人数が明記されていません。
営業:「人数が書いていないということは2人でも3人でもいいということなんですよ。そんなの見積書じゃありません!」
概夢:「でも、人数が足らなければ終わらないから、むこうだって困るでしょう?」
営業:「いえいえ。終わらないから次の日にやりましょうとか言って、さらに別料金を取ったりするんですよ」
概夢:「えーw アリさんは前にやってもらったけど、いい対応でしたよ。そんなことする人がいるんですか?」
営業:「けっこういるんですよ! いろいろとそれで問題になったりして、引越業界全体のイメージダウンに......」
ちなみに「アリさんがそういうことをやる」とは言っていませんでしたが、話の流れからはまるでアリさんがやっているような言い方にも聞こえますね。
とにかく問題の分量に関しては、「これが4tトラック2往復だけで終わるわけがない。終わらない引越見積もりは見積もりじゃないです」と非常に強気です。
とはいえ、私はそういう分量の見積もりに関しては素人です。
どちらが言っていることが正しいのか、なかなか判断ができません。
概夢:「分量に関しては素人ですから、私はプロの言うことを信じるしかないのですが。それはともかくですね、ぶっちゃけますと......」
営業:「はい。どうぞ、ぶっちゃけてください」
概夢:「30万は払えません!」
営業:「な、なるほど」
概夢:「私は引越料金を20万で見積もっていました。それに梱包サービスをつけても最高で25万までで考えていました。30万なんて金はありません」
営業:「なるほど、なるほど」
概夢:「というわけで、申し訳ないのですがこの話はここまでで」
そこまでいうと、なにを計算しているのか非常に不明なのですが(笑)、一生懸命電卓を叩きはじめます。
営業:「前回、当社でご迷惑をおかけしたと言うことで、今回はぜひ当社に名誉挽回のチャンスをいただきたく......」
そして、すっと電卓の数字をさしだしてきました。
その数字があまりにも第一声と違います。
びっくりして思わず私は聞き返してしまいました。
概夢:「......これ、何の(どんなプランの)金額ですか?」
営業:「これは、お客様に喜んでいただくための金額です」
誰が上手いことを言えとwwwww
普通、この手は値段を少しずつ下げていくものですが、目の前の営業はいきなり勝負をかけてきました。
提示額は......
200,000円!!
いきなり10万円引きですか(笑)。
最初の30万円がどれだけ意味がないかわかりますな......。
概夢:「ずいぶんとさげてきましたね......」
営業:「出せない額を出す見積もりは意味がありませんので、お客様がこれなら出せるという額を私なりに出させていただきました。もちろん、この金額は私が暴走して勝手に出しているので、上司に許可を取らないといけませんが......」
とお約束のフレーズ。
なんとなく営業さんごとに値引き予算みたいなのを持っていて、実際はその中でやりくりしているんじゃないかという気もするのですが......この業界のことはあまりしらないので、それはともかく。
もう少し値切れそうな気もしたのですが、あまり値切っても適当にやられそうな気もするので(笑)ほどほどが良いかもしれませんね。
それに、アリさんよりも車も人員も多いのに金額が安くなっています。
ああ、ちなみに私はお互いの業者に相手の値段を教えることはしていません。
それをやると先に見積もりを出したアリさんが不利になりますからね。
ただ、さすがにお互いによく戦っているだけあって、相手の見積もりをアルバトロスぐらいの勢いで当ててきます。
隠していること自体が無意味に感じるぐらい、互いによくわかっている感じです。
さらに弟の見積もりを頼むと、7万円(梱包サービス、廃品処理、4t+2名)、エアコンの脱着をつけて9万円となりました。
こちらもアリさんより安く出してきました。
弟はなによりもやはり値段が大事なので、かなりサカイに傾いたと思います。
しかし、問題は私の方でした。
とりあえず、考える時間が欲しい状態です。
やはり「なんとか今、お返事をいただけないでしょうか」と即決をうながすサカイを一度、帰します。
明日、返事をするというと、「明日は私が休みなので」と粘る姿勢。
こちらとしては、弟と相談して決めるだけなので、「夜でもいいなら今日中に返事をします」と言うとそれで納得してくれました。
そこから家族会議に入ります。
家族全員、サカイよりもアリさんにいいイメージを持っています。
最初にも書きましたが、サカイの見積もりを聞いたのは、参考までに欲しかった部分が多いのでアリさんでほぼ決まっていたのです。
しかし、いくつか気になるポイントが出てきました。
・アリさんの営業が遅刻した
私にとって、これは「きちんと約束を守れない」という大きなマイナスポイントです。
最初の約束からして守れないのでは、今後も心配になります。
・アリさんの営業の説明が今ひとつだった
会社のことはもうわかっているだろう......と思ったのか、自社に関することやサービスに関する説明があまりありませんでした。
もう少しセールストークがあっても良かったのではないかと思います。
・アリさんの営業の見積もりが弱く感じた
弟の部屋で4t+3名。なのに、私の家で4t(往復)+4名で足りるのかなと。
弟の部屋の3~4倍の分量はある気がするのですが......。
・サービス内容の充実度がサカイの方が上だった
営業トークは話半分で聞いていましたが、確かに内容的にはサカイの方が上であることはまちがいありませんでした。
正直、アリさんの営業の方が気楽な感じで、サカイの営業の方がちょっと疲れる感じです。
アリさんの営業さんぐらいの方がほどよいかもしれません(笑)。
ただ、営業の必死さとか仕事を細かくやるという姿勢は、サカイの営業の方に見えました。
それから、一番の決定打は分量です。
何度も言っている通り、私はどっちが正しいのかわかりません。
サカイの営業さんはまだ2年のキャリアしかないようでしたが、アリさんの営業さんはもう少し長そうなイメージでした。
ですから、もしかしたらプロの仕事をすれば、アリさんの言う人数と分量が適正なのかもしれません。
しかし、「大は小を兼ねる」と言います。
アリさんで適正なら、サカイなら余裕があることになります。
これで値段が違うなら適正を模索するところですが、価格はほぼ同じどころか、サカイの方が安くなっています。
弟の引越代と合わせると、その差額は55,000円にもなります。
もしかしたら、サカイの方ではトラックの容量が余るかもしれませんが、それは別にうちの損害にはなりません。
サカイの営業の比較トークはスルーしたとしても、結果としての値段とサービスの内容がサカイの方が勝っているのです。
あとは、どれだけ丁寧にきちんとやってもらえるかです。
この部分に関しては、「信用回復のためにも、班長クラスの技術力の高い者をなるべく配置します」とプッシュしてきました。
これはもうどれだけ信用するか......というところでしょう。
で、結論的に今回はサカイを試してみようということになりました。
上記の理由の他に、昔と方向を変えて、CMで「値段が安い」ということをまったく言わなくなったサカイがどれだけ変わったのか見てみたいという気持ちもありました(つい最近、サカイを利用したいそちゃんの話だと、「最悪」という話でしたがw)。
一応、引越後にはサカイのレポートを書くつもりですので、サカイを使うかどうか迷っている人はそれを参考にしてみてください。
P.S.
書き忘れていましたが、サカイの営業が一つだけ私を誤魔化そうとした......と私は思っています。
支払方法をカードでお願いすると、「現金特価なのでできたら現金に」というので「金がない」と答えると、「どちらにしても引越日に引き落とされるのですが、それは大丈夫ですか?」と言ってきたのです。
意味がわからず聞きなおすと、「引越業界では普通なのですが、引越日にきちんと引っ越しするために料金も引越日に引き落とされる仕組みになっているんですよ。なのでカードでも現金でも結局、同じなんです」と意味不明の説明をしてきたのです。
少なくとも通常の一括カード払いで、カードの引き落とし日以外にお金が口座から引き落とされるはずがありません。
そんなことはカードの契約上、まず不可能です。
概夢:「そんなことができるのですか? それは無理でしょう?」
営業:「いえ。引越日に当社が引落を行い、当社に入金されるので......」
概夢:「ん? その引落先は、私の口座じゃないでしょ。私の口座から直接引き落とせるわけがないんだから。カード払いなんだから、カード会社から御社にまず支払われるんですよね? それからカードの引き落とし日にカード会社から請求が来るわけでしょう?」
営業:「ああ。はい、そうですね。すいません。私の説明の仕方が悪かったようで......」
説明の仕方が悪かったんではなく、騙そうとする意志が悪くないですか?(笑)
契約の最後の最後で誤魔化そうとした営業さん......さて、サカイの引越はいったいどうなることやら。
結果をお楽しみに!(笑)
P.S.2
アリさんの営業さんも結局、心配だったのかその日の夜遅くに電話をかけてきました。
そこで今回はごめんなさいという話をすると、「やはり金額ですか」と言われたので「金額はほぼ同じでしたが」と分量の説明をしました。
「私は判断できないのでどっちを信じていいのかわからない。しかし、同じ金額ならばリスクの少ない容量の大きい方を選ぶ」と言うと、「お客様のおっしゃることは確かに筋が通っています。その通りですね」と納得してくれました。
ただし、サカイの分量の見積もりには納得していなかったようで、「そんなに必要なわけがない」という気持ちが言葉に表れていましたが(笑)。
さて。どっちの分量見積もりが正しいのか、楽しみなところです。
うちは、今回、パンダ(サカイ)を使って引っ越しましたが、本当にキビキビ動いて、全員プロフェッショナルでしたよー。
返信削除それに比べて、アリンコ。うちの前に別の部屋でマンションに搬入してたんですが、だらだらだらだら動きやがって、ちっとも終わらない。バイトっぽい連中で、ホント、いらいらするくらいの動きでした。
マンションから出て行くときも、他の車とお見合い状態でうまく外に出られず、最終的にパンダが仕切って交通整理して脱出させてもらってたくらいですしw
まー、結局、その日派遣される人しだいらしいですが、うちはパンダでかなり満足でした。ちなみに、うちの彼女が「評判の良い人がいいんですけど、xxさん(受け付けの人)から観て、オススメの方とかいらっしゃいますか?」とか探りを入れて、いろいろリクエストしてたようです(笑)
あってはいけないことですが、結局は「当たり外れがある」ということですよね。
返信削除その当たり外れの率がどのぐらいなのかが、全体の品質ということなのでしょうけど。
顧客としては、難しい話ですよね……。
引っ越し料金ってそんなにするンすね。
返信削除田舎なので、そんなことには全く縁が無く・・・・
ただただ毎日ぐうたらに過ごしているGigsでした。
Gigsさんだったのか! タルスキーを名乗る人は多くてわからない!www
返信削除おなつかしゅーございますなぁ。遊びにきてくれて光栄です。
ちなみに、引っ越し代金の基本料って、トラック代+人件費+梱包材代。
梱包材代はかなり適当で、トラック代も人件費も15,000円単価で考えると概算っぽい。
4tトラック2台(ドライバー2名。この人達も作業する)+作業員3名なら、(2+2+3)*15,000円みたいな感じが目安。
オプション部分だと、廃品回収が3万円、エアコンセットパック(脱着、電源形状の変更や室外機やとの接続パイプ代等込み)が2万円、梱包代が4~6万円(分量次第)が目安かもしれない。
うはw
返信削除ギグたんwww
ご飯食べてますかー(⊃Д⊂)
こないだの杉並>品川の引越しは、
2tトラック1台+ドライバー件作業員2名で\21,000ですた。
前に使ってた不動産屋の紹介ってことで
交渉も何も無くいきなりその金額だったので多寡は分からなかったんですが、
ずいぶんと安かったんだなぁと実感しますた。
引越の場合はかかる時間も計算して値引きをするっぽいので、荷物が少ないと安くなるっぽいですね。
返信削除あと、両方の家がある土地の前の道幅とかもいろいろと評価があるようです。
2t+2名で21,000円なら安いんじゃないでしょうかね(*^_^*)
飯はほどほどにね。
返信削除まぁ、二回以上白飯だされるとイラッとしますが・・・
もう見飽きた。つきあいきれねぇw
なので、休日はまともに食うのは夜ぐらいだぁね。
FF14βまだぁ?
>FF14βまだぁ?
返信削除やるのかw
でも、βってwindows版のみなんでしたっけ?
返信削除オラのPCじゃ無理だぁね。
(つд⊂)
返信削除