2009年9月23日水曜日

11nでFantasy Remote

今月のネタはいろいろとあるんですが、なんか書く暇がないというか、まとめるのが面倒で書いていません。


まあ、もう少し経ったら、9月のまとめみたいなことで書こうかなと思っています。


 


それはともかく。


最近、いろいろなモバイル端末などに心を動かされている私ですが、今のところ購入には至っていません。


おもちゃ好きの私が買わないで我慢できている理由は、現状にとりあえずは満足ができていたからかもしれません。


自宅でゲームやビデオ編集などをやるデスクトップPC、持ち運び用でキータイプがきちんとできる最低レベルとしてtypeP、そして常に身につけるための端末でWILLCOM 03の3種類があれば、とりあえず問題がない状態でした。


 


しかし、いろいろあって03を栞御前に譲ってしまいました。


ここしばらくは私の行動範囲が狭いため問題は出ておらず幸いな状態ですが、実は03に変わるマシンが欲しくて仕方ありません。


 


また、モバイルでのFFXI環境も欲しくなっています。


typePでできればいいのですが、さすがにFFXIをまともに動かすことができません。


せめて栽培管理ぐらいできるといいのですが、それさえもtypePでは難しい。


前はtypeTを使っていたのですが、typeTは母親用マシンとしてあげてしまいました。


こうなると11.5インチぐらいの軽量ノートで、ビデオカードが入っているモデルがちょっと欲しくなります。


hpのdv2が11.5インチでGigabitEthernetとか対応してもう少しバッテリー駆動時間が延びて、軽くなってくれると理想的なんですが(笑)。


 


このように物欲はふつふつとしている状態でありますが、そもそも買うような予算がないという問題があります。


そこで金を使わず、とにかくデスクトップPCの置いてある部屋とは別の部屋から、FFXIの栽培管理ができると嬉しい......と考えて、結果としてたどりついたのがFantasy Remoteというソフトウェアでした。



 


要するにリモートデスクトップ系のソフトウェアなのですが、特徴は「ゲーム画面をスムーズに動かすことができる」ということでしょう。


仕組み的には、画面を指定のコーディックで圧縮転送するのですが、この使えるコーディックの中にある同じ作者が作ってAMV2MT/AMV3 ビデオコーデック(シェアウェアだが、Fantasy Remoteで利用する場合は無料)というのが非常に高速なのです。


画面の大きさや表示内容、そして回線速度によっては、リモートデスクトップやVNCの方が早い場合があります。特に回線速度が低速(10Mbps以下)では、Fantasy Remopteの方が遅くなる感じがします。


しかし、あるレベルのインフラを利用して、ゲーム画面をスムーズに転送するという使い勝手ではトップクラスの性能になります。


 


例えば、デスクトップPCとtypePをGigabitの有線LANでつなぎ、Fanatsy Remoteを接続してみます。


すると、驚いたことにほとんどラグなくtypePからFFXIを操作ができるのです。


また、音も遅れはあるものの、問題なくtypePから聞こえてきます。


まるでtypeP上でFFXIが動いているのではないかと勘違いしそうになります。


それぐらい普通に動いてしまうのです。


ただし、いくつか問題はあります。


 


・リモートだからゲームパッドが使えない。


・FFXIをフルスクリーンモードで起動すると、マウスカーソルの座標があわない(ウィンドウモードなら問題なし)


・typePからリモートデスクトップでデスクトップPCに接続。その後、ログアウトせずに切断。その後、Fantasy Remoteで接続するとソフトが固まったり、終了させることができなくなる。


 


ゲームパッドが使えないのは、パッド派の人には辛いか漏れしません。


ただ、栽培チェックをするだなら、キーボードでやっても問題ありません。


これはなかなか快適です。


 


しかし、これはあくまで「有線LAN」の場合です。


typePに有線LANをわざわざつなぐのは面倒ですし、すべての部屋に有線LANが走っているわけでもありません。


やはり無線LANでやりたいところです。


 


幸いにもtypePと我が家のアクセスポイントとは、300Mbpsで接続しています。


これなら実効速度が30~50Mbpsぐらいはでるでしょう。


多少のラグはあるでしょうけども、これなら操作に耐えられるはず......だったのですが......


 


 


なぜかウルトラ遅い!!


 


 


まともに操作どころか描画もできないぐらい遅くなってしまったのです。


いくらなんでもこれはおかしい......と速度を測ってみると、なぜかtypePからネットワークパソコンへの速さが、5~7Mbpsしかでていないのです。速い時で14Mbps程度ですが、速度が異常に不安定。


これでは、Fantasy Remoteでもまともに動かないわけです。


 


電波状況のせいかとか考えいろいろとやってみたのですが、どうやら違う様子。


結局、私の結論は、「11nがドラフトだから」というところにたどりつきました。


 


よく無線機器に「11a/b/g/n」などと表示されているので勘違いしそうですが、11nは11gや11aの拡張規格みたいなもののようです。


同じ11nでも、11gの周波数で動くものと、11aの周波数で動くものとあります。要するに11gや11a上で複数アンテナを利用して高速通信を実現する規格と考えればいいかもしれません。


ちなみに、うちは11gで11nを利用していますが、なんと通常の11gの方が速い場合まで出てしまったのです。


なんでこのようなことが起きたのかと言えば、11nの倍速モード(40MHz)のせい。


11nの規格は先日正式に確定しましたが、この前までドラフト状態でした。そんな中で倍速モードというのが最初は確定しておらず、どうも各社の独自仕様で進んでいる部分があったのではないでしょうか。


そのため、アクセスポイント(バッファロー)側の倍速モードと、typeP側のドライバ側の倍速モード(チップ自体もドライバも対応している)は一見、300bpsでつながっているように見えるけど、実はまともにつながっていなかったようなのです。


しかも、やたらと電波も不安定でした。


 


ところが、倍速モードをやめて20MHzで接続させてみると、リンクは150Mbpsになるものの、実効転送速度は30Mbps以上でるという結果になったのです。


 


まあ、要するに罠ですね(笑)。


電波も安定して一段落。


11nに正式に対応したファームがでたらまた今度、倍速モードを試してみたいものです。


 


ともかく、この環境でFantasy Remoteを動かしたところ、ちゃんと使い物になりました。


ラグなどはもちろんあって、戦闘にはむきませんが栽培などやるなら十分すぎます。


これは本当にすばらしい!


今度は、自宅サーバーにFFXIを入れてみて、それにリモートからアクセスする......というのを試してみたいものです。


 


ちなみに、イーモバイルの回線(理論値7.2Mbps)からVPN経由でFantasy RemoteでFFXIのプレイを試してみましたが、こちらはやはり話になりませんでした。


この環境が成り立ったら、本当に最強なんですけどね(笑)。


3 件のコメント :

  1. 補足。
    ちなみに私が使っているルーターは、バッファローのWZR-HP-G300です。

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  2. 通りすがりの民明書房2010年4月30日 21:15

    超遅レス
    TypePでもフロント640x480、バック:256x256程度なら栽培管理どころか
    過疎エリアの戦闘すらできました。尚、私のPはCPU1.86Gで元はVistaモデル
    ですが今はWin7化しています。ただし、最初はFFXIプレイできることに感動
    しましたがやはりSPEC的にどれだけ頑張っても人多さに耐えられないところが
    あるのでフレーム落ちが発生。カクカクやワープ現象が出るので戦闘は怖くて
    やらなくなりましたw競売、バザー放置、栽培と3国イベント参加くらいなら
    問題ないかと・・・

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  3. そうなんですよね。解像度を下げればできないことはないのですが、ちょっと辛すぎて。
    LOOX Uでもやはり動かせていたのですけど……Everun Noteぐらいに動いてくれるとハッピーなのですが……。
    まあ、今はやってませんけどね、FFXI(休眠中)。
    次のウルトラモバイルPCを名のるtypePがどうなるか楽しみなところです。

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