2009年7月4日土曜日

芳賀家史上、最大の衝動買い!? ~その五~

ちょっとここで、いくつかまちがいやすい言葉の説明をしたいと思います。

昔からの知人のみなさんはよくご存じだと思いますが、私は電子科をでて、物書きという文系の仕事をしていたのに、なぜか宅地建物取引主任者の免許も持っています。

とある事情で高校を卒業したあと、半年ぐらい学校に通って取ったのはいいのですが、ほとんど活用したことがありません(笑)。

そのため、偉そうに説明できる知識もなくほぼ素人と変わらないわけで、下記の内容はあまり信用しないようにお願いします(笑)。



 

まず、フリープラン方式について。

前にも書きましたが、フリープランと聞くと注文住宅のことかと思う人も多いと思います。

私も最初は同じだと思っていました。ぶっちゃけ、かなり紛らわしい名前ですね。

フリープラン方式は、あくまで選択肢の中から自由に選べるプランで、注文住宅のようになにを選ぼうが自由というわけではありません。

むしろ、注文住宅がフリープランで、フリープランと現在呼んでいるものはセレクトプランというべきでしょう。

それはともかく。

このフリープランで選べるオプションとはなにか? ということになりますが、実はこれ、会社や商品によってまったくちがいます。

 

たとえば、私が~その参~で書いたような、容積率だけ決まっていて部屋の構成は自由だけど、扉、窓、外壁、壁紙、水回りなどのパーツはカタログの中から選ばなければならないパターン。

たぶん、これが一番、自由度の高いプランでしょう。

「壁紙とか決まったのしか選べないのか」と思うかもしれませんが、施工会社にもよっては5センチぐらい厚さがあるカタログの中から選ばしてくれるところもあります。

また金額によっては、オプションを追加することもできます。私などは1坪サイズの風呂がいやだったので、1.25坪タイプに変更してもらいました。

このように、これで建てられる家は、建売よりも、予算制限のある注文住宅という感じになるでしょう。

 

しかし、ここまで自由度があるフリープランは少ないかもしれません。

たとえば、建物構造を自分で考えることはできず、「A~Dまでの建物プランから選んでください」というのもフリープランと呼ばれる場合があります。

また、選べるオプションが非常に少ないものもあるようです。

非常に曖昧な定義のようです。

 

ちなみにこれが建売になると、基本的にはなにも選ぶことができなくなります。

ただし、建築確認前ならばある程度の構造変更ができる場合もありますし、お金があればいろいろ追加もできるでしょう。

また、建築確認後でも施工前ならば壁紙や外壁など細かいところは選ばしてくれる場合もあります。追加料金でオプション設備をつけられるところもあります。

これらは基本、施工前の建売の話ですので、施工後の建売はほぼこのような交渉ができません(有料オプションはできるものもありますが)。

もし、とにかく安く、ちょっとだけ自分の色を入れたい……ということなら、施工前の建売を狙うのも手です。

ただし、施工前の建売は値段が落ちていないし、ほとんどの場合は値引きを大してしてくれないでしょう。

ともかく、自分の意見を入れるには、どこかで余分にお金がかかるというわけです。

 

次に、建蔽率と容積率

ちょっと長くなってしまったので、簡単に。

建蔽率は、ぶっちゃけて言うと土地に対する建物の1Fの面積率です。

たとえば、100m2の土地で建蔽率が70%の時、建物の1Fの面積は70m2までになります。

それに対して容積率は、土地に対する建物の延べ面積率です。

上記の例で言えば、容積率200%の時に容積は200m2までOKということになります。

しかし、たとえば2F建ての場合、建蔽率70%だと結局容積は140m2までになってしまうことになります。

詳しく知りたい人はググりましょう。

 

それから、もう一つおまけに住宅性能表示と住宅性能保証

これもごっちゃにしている人が多いみたいです。

住宅性能表示は、あくまで「この住宅はこういうスペックです」と証明するもので、保証の能力があるわけではありません。

ただ、「この住宅にこのスペックが足らないじゃないか!」とあとでもめたときの証明材料にはなります。

それに対して、住宅性能保証は保証制度です。

ちなみに、法改正されて住宅性能保証制度は廃止され、住宅瑕疵担保責任保険というものになっています。

今までは保証制度があっても業者がつぶれた場合は意味がなかったわけですが、住宅瑕疵担保責任保険ではそれがある程度まで保証されます。

また、今年の10月引き渡し分からは住宅瑕疵担保責任保険の加入が業者に義務づけられました(供託金を積む方法でもいいようです)。

一見、非常に良くなったように思いますが、保証内容に関しては少しレベルが下がった部分もあるので詳しくは以下のページを見ると良いでしょう。

 

財団法人 住宅保証機構 | 住宅瑕疵担保責任保険(まもりすまい保険)・住宅完成保証・既存住宅保証

 

さて。

次からはまた、本編に戻ります……。

前回、購入申し込みした家には、実は1つの条件がありました。

そして概夢がくだした決断は?

 

(つづく)


2 件のコメント :

  1. くあー、またこんなところで引っ張る(^_^;)
    先生、続きはまだですか!(笑)

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  2. インターバル、インターバル(´∀`)w

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