2016年1月15日金曜日

チート系最強キャラクターを考える

先日、生命保険の営業担当が変わったから挨拶したいというので、会社帰りにあってきました。
会社帰り、つまりベニスズメ装着状態で行ったわけです。

すると、新しい営業担当の三〇代ぐらいの女性が、あきらかに私の姿になにか言いたそう。
でも、言葉がでてこない。
ものすごい勢いで頭の中で言葉を選んでいることが、手に取るようにわかります。

そして、やっと出た言葉が、「か、かっこいいですね……」みたいな微妙な言葉(笑)。
さらに言った言葉が――


「私、もう芳賀さんのことを忘れないと思います!」


――いやいやwww
ベニスズメだけで覚えられてもwww
脱いだらわからなくならないか、それ!www
冬しか来ていないからね!www


というわけで、概夢です。
前振りとはまったく関係なさそうですが、今回は「小説家になろう」などを筆頭に流行っている最強系主人公の話です。

この最強系にはいろいろなタイプがありますが、どうも「最強=チート」という図式が流行のようです。
そのチート(ずるっこ)の種類ですが……


A-1) 強くてニューゲーム

A-2) 所持能力活用系(知識・身体能力)

B-1) ステータス補正系

B-2) 特殊能力取得系


こんなところでしょうか。
とりあえず、この4種類で考えると、実は上のようにAチームとBチームにわけることができます。
何がちがうかというと、キャラの厚みです。

Bは、わかりやすく「ボーナスチート」です。
主人公が持っていたものは、言い換えれば「運」です。
ふってわいたチート能力で、そこにキャラの努力などありません。
だから厚みがないのは、仕方ありません。
ただし、そこをスタート地点として、努力してより高みを目指すことで、その過程が厚みになります。
だから、Bタイプの主人公は、最初からあまり強くてはいけないわけです。
そうしないと、主人公が薄っぺらなままとなってしまいます。

ドラゴンボールの孫悟空は、サイヤ人という最初からステータスが高いチートキャラです。
しかし、彼はたくさんの修行をして、努力して、さらなる高みを目指していました。
クリリンから見たら、チートキャラなのかも知れませんが、単純にチートキャラではなく、少しずつ強くなっている成長キャラクターとなっています。
そこで厚みが出しているのでしょう。

対して、Aにあるのは、「経験」です。
ある意味でルール的にチートなのかもしれませんが、それは努力した結果の力です。
つまり、そこには努力した過去の歴史という厚みがあり、だからこそ最初から強くてもいいわけです。
しかし、それには過去による厚みをうまく表現しないと、薄っぺらい状態からのスタートとなってしまいます。
もちろん、努力する過程が加われば、さらに厚みが出るのですが、それ以前にやはり過去を活かさないとせっかくの経験が活きてきません。

特にAグループは、実はBよりも難しい気がします。
さらに言えば、A-2は難しいのではないでしょうか。

A-1は、「前の世界でがんばって魔王を倒しました」で済ますこともできます。
それまでの努力の過程を途中で小出しにするのが一般的でしょう。
まあ、それだけだと陳腐かも知れませんが……。

それに対して、A-2はどうなるのでしょうか。

たとえば、こちらの世界の知識を異世界で活かす主人公。
その主人公が、こちらでどれだけその知識を一生懸命学んだか、こちらの世界でどれだけその知識で優秀だったのかを表現しないといけません。
しかも、使用する知識が中途半端だと、それだけで薄っぺらくなりますね。

たとえば、こちらの世界の拳法家で、拳法のない異世界で活躍する主人公。
これも同じで、主人公がこちらの世界でどれだけ努力して修行して、どのような地位を築いたのか表現しないと、「拳法が強かった」だけでは厚みが出ないわけです。
どうして拳法が有効なのかも必要です。

最近、チート系主人公の話を読んでいて、やはりこの部分がきちんとしてい話は面白いと感じるのですが、おざなりになっていると冷めてしまいます。
こういうことを考えているラノベは、まだ少ないのかも知れません。

チートという服を着ただけのキャラクターは、それ以外が希薄になります。
まあ、ベニスズメを着ている間は目立っていますが、脱いだ途端に目立たぬ普通の人となる、私と同じかも知れませんね(笑)。






ところで。
私は「Psychic Magus ~役不足な異世界で俺がやる役~」で、A-1タイプのとにかく厨二病並に最強キャラクターを作ってやろうと思いました。
しかし、作るとわかるのですが、本当の意味で最強キャラクターは最強過ぎて、戦いにもなりません。
結果的に、つまらなくなりますので、どこかに弱みを作るか、同じぐらい最強のライバルをださないといけなくなります。
もちろん、私もそういう要素は用意してみましたが、この話では別方向の攻め方として、「最強のチートキャラクターが、新たなるチートキャラクターを生む」と言うことを考えてみました。
主人公により、ヒロインという別の主人公達がチートキャラになっていく構図です。
それがやっと、17話目で表に出てきています。
まあ、教師物も多くありますので、それに近いかも知れませんが、教師はチートでも生徒までチートにする話はないような気がします。
さらに別のシステムで用意されたチートキャラクター(A-2 or Bタイプ)たちもいますので、系統がちがうチートキャラがぶつかるようになります。
もちろん、「チートキャラがいました。それらが集まって競争するように戦いました」はつまらないので、それぞれの思惑で動いて欲しいなと思っていますが……動いてくれるか不安です(笑)。


実は、それとは別にA-2タイプの主人公話を1本持っています。
さらに先日、また新たにA-2タイプの新しい話のアイデアがでたので考えだしています。
その新しいアイデアの方は、ちがう味付けもいろいろとできそうなので、現在は周りの意見も聞きながら構想中です。

もう、チートキャラもお腹いっぱいですからね。
ただだすだけでは飽き飽きで、やはりギミックや物語としての面白みも欲しいところです。

ただ、それを書く暇があるかどうかのが問題なんですけどね。
でも、けっこう好きな話になりそうなので書きたいんだけどなぁ……。

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