先日、ガソリンスタンドに行ったときのことです。
「ハイオク満タン、現金で」
いつもの通り言って、車の中でぼーっとしていると若い定員がなんか近づいてきます。
そしてドアを開けて……
「すいません。ガソリンを入れる時ところに、こういうシールを貼っているんですよ」
そういいながら、自分の被っている帽子の鍔に張ってあるピンクのシールを指さします。
「でですね、2ヶ月に一度ぐらい入れているもので、前回もうちでいれいるのでいれてもいいですよね?」
「はぁ?」
非常に一気にまくし立てて何を入れるのかも言いません。
まあ、察しはついているのですが、あえて聞きます。
「何を入れるんですか?」
「水抜き剤なんですよ。2ヶ月前にいれているんですね」
「はぁ」
「で、前回もスクラッチカードとかお渡ししていると思うのですが」
「?」
「前回と同じもの入れておきますね」
ちょっと待て!
入れておきますね……ってあんた。
だいたい、前回ってこの車でここでそんなものを入れたことはない。
「それ、いくらなの?」
「いや、前回と同じものいれておきますよ。いいですよね?」
うははは。流しやがりましたよ、こいつ。
値段を言いません。
まるで、無料サービスとして入れるかのような口調だ。
トークとしては勢いもあり、うまい手だが私に言わせれば詐欺に近い。
気の弱い人なら、「はい」とか言ってしまうだろう。
「だ・か・ら、いくらなの?」
「あ……1,500円です」
「じゃぁ、いらないよ」
「いや、でもこの前入れたのがですね……」
「この車、この前、中古で買ったばかりなんですよ。だから、三菱で全部やってもらっているから」
「あぁ、そうなんですか……」
「そうなんです」
「いかがですか?」という聞き方ではなく、「いいですよね?」という念を押すような言い方のセールストーク。
この言い方は、「すでに入れることは確定している」という前提を「確認」するような言い方だ。
そして、別料金であることを臭わさず、勢いで押し切ろうとする。
若い兄ちゃんだったが、かなり言い慣れたやり方だ。
ふと、「なぁ、金貸してくれるんだろ? な、おい!」みたいな感じの恐喝文句を思い出した。
ノリ的には近い気がする。
まあ、ENE○Sの店員がみんなこんなじゃないわけだが、このやり方はどうかと思うぞ……。
それがサーヴィスじゃないだろう?
Comments
特に工賃なんて言いなりだよね。
チェーン、FR歯車交換で工賃1,3000円。
まぁ良いけどね。
>チェーン、FR歯車交換で工賃1,3000円。
微妙なコンマの位置が素敵です。(´∀`)b
一瞬、「1,300円ならやすいじゃん」とマジに思ってしまった。(笑)
関係ないですけど、「,」をコンマというのに抵抗があるので、カンマと発音するおれです。
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